大山祇神社から奥の院へ歩いて行く。
長閑な農村の細い道ですので、
車で行くことは出来ません。
奥の院は「好きな人がいること」というドラマで、
桐谷美玲ちゃんが訪れていたシーンが放送されたロケ地です。
はい、聖地巡礼でございます。(笑)
美玲ちゃんが可愛過ぎてつらい。(^^
所在地:愛媛県今治市大三島町宮浦
御本尊:阿弥陀如来三尊
創建:不明
社格:奥の院
【縁起】
神宮寺は当初、神供寺というの名前で、
四国霊場八十八ヶ寺の第55番札所ともされていたお寺です。
大山祇神社の本地仏であった大通智勝如来を祀っていた、
神宮寺の奥の院であったが、
廃仏稀釈により神宮寺が廃寺になり、
今は奥の院と神宮寺塔頭東円坊が残る。
【奥の院】
あの大木がある所が奥の院です。
案内板もあるので迷う事も無く本社から数分で到着。
近くて何よりです。(^^
【生樹の御門】
凄い、と思わず声に出してしまった程、
強烈なインパクトがある御神木。
まさに畏怖の念を感じるとはこのことですね。
畏怖の念と共に漲る命の力強さを感じます。
私は安易で軽薄なパワースポットというのは嫌いです。
今まで幾つもパワースポットと呼ばれる所に行きましたが、
本当にエネルギーを感じるのは少ない。
しかし、この奥の院、いや御神木は本物のパワースポットでしょう。
自殺しようとしてる人がこの大木を見て触れると、
自殺を思い止まるんじゃないかと思うよ。
阿弥陀堂に行くにはここを通るらしい。
これほどの御神木の空洞をくぐるなんて、
これは非常に珍しい。
熊野那智大社の大楠以来二回目の貴重な体験です。
大人でも屈んでいけば通れました。
通る時はワクワクして楽しかったです。(^^
振り返るとこんな感じ。
【阿弥陀堂】
神社なのに奥の院というのは違和感があるし、
御堂もお寺っぽいなぁと思っていたら、
この阿弥陀堂の中には今もなお阿弥陀三尊像が祀られているとか。
廃仏稀釈の時は大概お寺の仏像は無残に捨てられるか、
他のお寺に遷されるものですが、
こちらは大切にここで安置されている。
四十八夜・お念仏の行事中は御堂が開けられているそうです。
【遠景】
向こうに見えるのが大山祇神社です。
奥の院はこれにて参拝終了。
予想以上に凄い御神木であった。
これから宝物館に行きます。
【河野通有兜掛の楠】
【神橋】
【宝篋印塔】
重要文化財。
【宝物館】
拝観料が千円と入口で知って、
考えること5分。
国宝、重要文化財の刀剣、甲冑等を展示してるとあって、
これは入館しておかないと後悔すると思って千円支払いました。
国宝8点、重要文化財469点も所有しているそうです。
【紫陽殿】
まずは左手にある紫陽殿へ。
ここは刀剣や甲冑好きにはたまらないものばかり。
写真撮影禁止でしたので撮影してませんが、
源頼朝が奉納した紫綾威鎧、源義経が奉納した赤絲威鎧や薙刀、
護良親王が奉納した牡丹唐草文兵庫鎖太刀拵、巴御前の薙刀を筆頭に、
国宝、重文のオンパレードの数々。
他に平重盛奉納の螺鈿飾太刀、弁慶の薙刀等も見れて嬉し過ぎる。(^^
甲冑の多さもこの紫陽殿の特徴です。
それもそのはず、国内に現存する国宝と重文の甲冑の4割が、
大山祇神社に保存されているんだから。
何回スゲーと言ったか分からん程、
凄い展示物の数々でした。
やっぱり千円支払って拝観して良かったわ。
【国宝館】
紫陽殿から隣りの建物へ移動。
ここは古い甲冑が非常に多かったですね。
国宝館は少し薄暗く、展示室も古い感じがする。
というか国宝館という割りに国宝が無く、
先ほどの紫陽殿の展示品に比べると、
貴重な甲冑は少ないです。
いや、ここも充分貴重な甲冑なんだろうけど、
紫陽殿の甲冑が凄過ぎた。
【海事博物館】
こちらは1階と2階が展示室になっていますが、
ほとんど興味が無いものばかりなので、
2階を見ることも無く外に出た。(^^;
【プロペラ】
拝観終了。
【鶴姫の像】
どなたでしょうか、
この天草四朗チックなお方は。
この像は鶴姫という女性らしい。
大山祇神社の大祝職・大祝安用の娘で、
戦死した恋人の後を追って自害したという鶴姫伝説として知られているが、
実在したかどうかは怪しい人物らしい。
【楼門】
さて、これにて大山祇神社の参拝終了。
一宮に相応しい神社であった。
【鯛めし】
神社の隣にある せとうち茶屋大三島さんで昼食。
まぁ、普通に美味しかったです。