自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

被 災 釜

2006-01-17 | 社会・時事
11年前の早朝、我が家の中はグチャグチャになりました。

倒れなかったのは、大型の洋服ダンスだけ。長い天板で上部がつながっていたからです。あとの家具や電気製品は倒れたり、飛んで位置がずれたり。食器もたくさん割れました。

この炊飯器はフタと本体とが外れて、離れ離れになって転がっていました。
とっさにはめて押さえに貼ったクラフトテープもずいぶん古めかしく変色しています。今になって思えばもうちょっときれいなテープに貼り替えてもよかったのに。ウラの表示には94年製とありますので、買って1年以内のものだったんですねぇ。

コントロールパネルはフタにあって、熱源は釜のほうにあるのでしょうが、ちゃんとつながって炊けています。

実は昨年の秋ごろ、ステンレス製、「ごはんがおいしく炊ける極め炊き」につられて買った後釜がもう手元にあるのです。でも、なかなか被災釜を引退させるきっかけがありませんでした。もうそろそろ潮時でしょうか。


正午、港に停泊している船の汽笛が一斉に鳴らされました。

私にとっては、あの地震はずいぶん昔のことのように思えます。
でも、そう思うことのできない方たちがたくさんいらっしゃることも確かなことなのです。


★1月18日追記
事情があって、何日かお休みします。
必ず復活しますので、またお越しください。




コメント
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