自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

容疑者χの献身~読んでから見るか、見てから読むか。

2008-11-23 | 映画・テレビ
で、ほんの20分ほど早くのほうを読み始めました。

映画のチケットを買い、図書館で「容疑者χの献身」(東野圭吾さん―文藝春秋)を借り、ロビーで、開場時間を待ちながら読み始めました。

テレビのガリレオは見ていなかったし、直木賞を受賞した「容疑者χの献身」を読んでいなかったので、物理学者・湯川学とは初対面です。

原作者が福山雅治さんの湯川がイメージ以上と喜んだとおり、ガリレオ、素敵でした。



映画は豪華クルーザーが爆発炎上する場面から始まります。原作にはありません。大スクリーンの映画ですから、こういった演出も必要でしょう。

原作ではずんぐりした体型で顔も丸く大きく、そのくせ目は糸のように細く、髪の毛がうすい容疑者・石神哲哉役は堤真一さん。

肩をまるめがちな姿勢と衣装、小道具、しゃべり方の演技で、37歳の今まで恋とは無縁の数学教師を演じています。

堤さんだったからこそ、花岡靖子役の松雪泰子さんへの切ない恋と献身に必然性が生まれます。

富樫慎二役の長塚圭史さんの殺されるほどのいやらしさ、憎たらしさも絶品でした。

キャスティング、脚色がよかったです。
とても救いようのないラストなのに、かすかな救いがほの見えています。

私は本もよかったけれど、映画のデキのほうがいいんじゃないかと感じました。

中高生でも、高齢者でも、広い世代が楽しめる映画です。
四色問題の展開も映像的にきれいでした。

食わず嫌い^^だった、福山雅治さんを見直しました。
じゃあ、誰か今まで食ってた人いるの?
と聞かれても、答えられないんですけどね。

10年後、20年後の福山さんはどんなキャラクターを演じているでしょうか。
生きていて、楽しみたいです。


(下の写真はgoo映画から借用しました)





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