自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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「ブラジル×日本 旅が結ぶアート展」とコーコーヤ ライブ

2008-11-26 | 展覧会と音楽
今年2008年は日本人のブラジル移住が始まって100年という節目の年でした。神戸はまさに100年前ブラジルに向けて移民船が出航した港です。

この展覧会は神戸と姉妹提携を結んでいるブラジル・パラナ州との交流事業として企画されたものです(会期は12/7まで)




パラナ州で活躍する3人の50代の中堅美術家の作品は抽象的で、私にはなかなか意図を感じ取れませんでした。難解^^なり。

この2枚目の写真は会場入口手前に展示されていたジョゼ・アントニオさんの作品です。

フランシスコ・ファリアさんは紙と鉛筆を使って、記憶の中の風景を細密に表現しています。作品を展示している壁は一面真っ赤でした。

マゼ・メンデスさんのテーマは都市。写真と油彩が組み合わさっています。

それぞれ個性的ではあります。

また、会場には県内の4つの美術館に収蔵されている作品からピックアップされて、パラナ州のオスカー・ニーマイヤー美術館に出展された日本人画家の作品や、リカルド・タケシ・赤川さんがコレクションした、日系ブラジル人の画家たちの作品が兵庫県に寄贈され、展示されていました。

作品だけが日本に里帰りしてきたんだなぁと感慨深いものがありました。



11月15日(土)は美術館のホワイエで、コーコーヤのライブがありました。

今回はイベントのある日に美術館に行こうと思っていたので、大正解でした。

コーコーヤはヴァイオリン・江藤有希さん、ギター・笹子重治さん、クラリネット・黒川紗恵子さんのインストゥルメンタル・ユニットです。3人とも時期は別々ですが、ブラジルで暮らし、演奏活動も経験してきたショーロを演奏するトリオです。

ショーロとは19世紀末、リオ・デ・ジャネイロで生まれた器楽音楽の一つのジャンルの名称です。多様なリズムが混じり合って、サンバやボサノバの源流とも言われるそうです。

この日はアンコールも入れて13曲。軽やかに心地よく演奏されました。


余談ですが、コーコーヤというグループ名の意味はなんだろうとHPに飛んでみたら、恐ろしい文字化けで、あわてて閉じました。そのあとのウイルスチェックで、8個もひっかかりました。関係あるのか、ないのか分かりませんけど、どうなってるんでしょう。

で、コーコーヤといえば好々爺ですよね。どなたかのぶろぐで女子2人で女子女子、お爺1人で好好爺だと書いてありました。本当かしら?

この夏発売されたCD「antique」の音源はアナログで録音されたんだそうです。
やわらかい音です。BGMにしています。




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