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自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

仲道郁代さんのモーツァルト ピアノ・ソナタ

2008-12-13 | コンサート・音楽・宝塚
12月6日(土) 神戸学院大学で第277回グリーンフェスティバル

曲目は―
モーツァルト◆ピアノ・ソナタ 第4番
 ピアノ・ソナタ 第5番
 ボーマルシェの喜劇《セビーリャの理髪師》のロマンス「私はランドール」による12の変奏曲
 カプリッチョ
 ピアノ・ソナタ 第6番
アンコールでベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」第1楽章


神戸学院大学の上村先生をはじめとしたスタッフのみなさんのお力で、地域の方々に無料で公開されているコンサートです。

この日はレジデント・アーティストでもあって、毎回補助席すら足りなくなるほどの超人気仲道郁代さんのモーツァルト、ピアノ・ソナタ全曲連続演奏の2回目でした。

演奏された3曲とも、モーツァルト19歳のときの作品です。

前・後半の間に仲道さんへの質問コーナーがあって、今回もおもしろい話しを聞かせてくださいました。

ピアニストは楽器を持ち運ぶわけにはいかないので、公演先のホールのピアノに運をまかせるようなところがあるけれど、このホールのピアノは2001年に仲道さんがメーカーまで出向いて選んできたピアノです。

生まれかわったらどんな仕事につきたいですか?という質問には、ピアニストになるとしか思いつかないという仲道さんです。前日こちらに入り5時間、休憩もとらず、練習を続けていたと、上村先生が明かしてくれました。

譜めくりのかたがつかなかったのはなぜ?には、予算の都合^^と、モーツァルトの指示どおりに弾きたいという気持ちが勉強すればするほど強くなっているから、譜面を置いて弾きたいということで、ご自身で譜をめくっていました。

モーツァルトのピアノ・ソナタ4番の影響を受けているのではないかというベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」の第1楽章をアンコールで弾かれたのですが、ピアノフォルテ(古楽器の)を使う楽譜に、ベートーヴェンはペダルを踏み続けると指示しているそうです。
現代のピアノでペダルを踏み続けると、とんでもない音になるので、なるべくその意図にそえるように弾いてみますという前置きがありました。
ところが、弾き終わって、まだ残響があるうちに、拍手を始めた人がいるのです。

あと一呼吸おいて、拍手してほしかった。「なに、聞いてたんでしょうね」

早めのクリスマスプレゼントに、小学校6年生のお嬢さんのフルートとアンサンブル。
きれいな高音とカデンツァの指の動き、すでに私は負けてます。




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