ぶらり京都歩きも、やっと最後の「THE ハプスブルク」展にたどり着きました。
(会期は3月14日まで)
京都に出かけた2月23・24日は春めいた好天気で、昼間は外歩きにあててしまったからです。
博物館入口で出迎えてくれたのは、去年ウィーンの美術史美術(博物)館のベラスケスの部屋で会った「白衣の王女マルガリータ・テレサ」と「皇太子フェリペ・プロスペロ」です。
さて、「ハプスブルク家って、一体なんやねん」といったところですが、簡明に説明している文章がありました。
ハプスブルク家とは――
13~20世紀初頭まで、600年以上もの長きにわたってヨーロッパに君臨した名門王家。神聖ローマ皇帝を数多く輩出しながら、巧みな結婚政策によって勢力を拡大した。――
のだそうです。
そう、この政略結婚や近親婚がやがて、恐ろしい結末につながっていくんですね。
今回の展覧会はそのハプスブルク家の王たちが残した美のコレクション、約120点を展示したものです。
オーストリアのウィーン美術史美術館、ハンガリーのブダペスト国立西洋美術館所蔵の作品が中心になっています。
館内中央室のハプスブルク家の肖像画には多勢の人が立ち止まって見つめていました。
NHKの知る楽「怖い絵」で人間を読むで中野京子さんの解説を聞いたことで、興味が深くなった方も多いのでしょう。私もその1人です。
特別出品の明治天皇からオーストリア・ハンガリー二重帝国の皇帝に贈られた画帖と蒔絵棚の里帰り公開もこの先観るチャンスは少なそうな、おもしろい展示でした。
博物館の庭にエリザベートの等身大パネルが置かれていて、並んで写真を撮れるようになっていました。
シシィ(エリザベート)は身長172cm、体重50kg、ウエスト50cmです。
私は並ぶのはやめておきました^^。