「年が明けたら、竹本ピアノに電話して、引き取ってもらおうよ」と、
言い始めて数年があっという間に経った我が家のピアノ。
私が弾いて、娘とオットが弾いて・・・、ここ10年ほどは、ふたが開けられることも少なくなって、物置化していました。
それがひょんなことから、娘の職場の方のお子さんに使ってもらえることになって、今日我が家から旅立ち^^ました。
引越しを何回もしたので、小さなキズがたくさんあるし、金属部分は変色しています。
連弾用の椅子だったのに、最後の引越しで、キズだらけの古い椅子に取り違えられていました。
そう言えば、クレームもつけなかったんでした。
私が弾いて・・・なんて、さも弾けそうな言い方ですが、貧乏な家庭に生れた団塊世代ですから、子ども時代、ピアノのおけいこなんて、もちろんしていません。
もっともまわりも、同じように貧しくて、ピアノを習ってる子はクラスに1人いるかいないかでした。
高校を出て、働き始めて何年か経ってから、自分でローンを組んで買ったピアノです。銀座の山野楽器で買ったことは覚えているのですが、それが何歳のときで、いくらだったのか、まったく覚えていません。
ヤマハのU1というモデルで、1972~80年にかけて売り出された家庭向けのヒット製品だったようです。
今日の搬出を前にクリーナーで磨きました。
ユーミンの楽譜を広げてみたのですが、あらら・・・、ヘ音記号がとっさには読めません。む・む。
専門のピアノ運送業者さんは、実にていねいに扱ってくれました。
このピアノ、約210kg。コンビの息が合ってこそ運べるそうです。
バイバイ!私のピアノ。かわいがってもらうんだよ!