もともと、本、雑誌の読後感を残す場として、ブログに関心を持って始めたのですが、
なんかお出かけブログ^^、食べブログ^^みたいになってしまって・・・。
それに、1冊読むと、その前読んだ本の中身はあらかた忘れてしまうというていたらく。
初心を取り戻して、今年になって読んだ本の中で、食べ物がらみの本です。
★『日本一の給食』(学研パブリッシング)~佐々木十美さん
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀で」で取り上げられたものが本になったようです。
私の住む神戸市の市立中学校もいよいよこの秋から一部給食が始まります。
民間に委託したデリバリーランチボックス方式だそうです。
佐々木さんが北海道の置戸小学校で実践してきた、地元の食材を使い、地元名産の器を使ったぜいたくな給食は、多人数の都会の学校では提供できないでしょうね。
みそ汁のだしも、カレーのルウも手作り、調味料だって厳選されています。
かといって、予算はけして高くありません。
日本中の小中学校が同じ仕組みはとれなくても、給食文化は残したいですね。
★『ランチのアッコちゃん』(双葉社)~柚木麻子さん
主人公の三智子さんは、今風に派遣社員。アッコさんは仕事ができる上司です。
昭和と平成、大阪と東京と背景は違いますが、田辺聖子さんの書いた職場小説^^をふと思い出してしまいました。
私がもし40歳ほど^^若かったら、お弁当持って明日も会社に行くゾと、元気が出そうです。
★『英国一家、日本を食べる』(亜紀書房)~マイケル・ブース著:寺島のぶ子訳
イギリス人のトラベルジャーナリストが妻と幼い息子2人を連れて来日、3ヶ月にわたって、北海道から沖縄まで旅して、それぞれの地域の文化と食べ物を体験した紀行記です。
市場の食堂、ラーメン屋、相撲部屋でチャンコ、幻の料理屋「壬生」、京都の料亭、料理学校、はてはビストロSMAPにまで出没します。
日本人だって経験したことのない「食」の現場を、イギリス人に見せてもらいました。
もっとも、外国人のマイケルさんだから入り込めたところも、多々ありましたけどね。