ようこそ!横尾温泉郷の会場にあった衣装ロッカーの中にはソフトクリーム^^や横尾さんの著作が入っていたのですが、その中の1冊『死なないつもり』が読みやすそうだったので、新書判だったし、珍しく書店で買って読みました。
●無頓着で行こう ●僕はいつも絵と対話している ●ビバ! 老人文化 ●僕の道楽 といった章立ても軽くて入りやすい。
美術鑑賞に知識も決まりもありません。
夕焼けを眺めるように
しばらく絵の前に立って、
胸を開けばいいのです。
画家にそう言われたら、「そうか、自分なりに感じ取ればいいんだ」と、構えをゆるめられます。
僕が興味を持っているもの、
それは"命”です。
いつ死んでもいいなんて、
まったく思いません。
病気や怪我は、
変化を巻き起こす風のようなもの。
その変化を面白がることで、
僕はなんとか生き延びています。
年をとるとともに、不調が出てくるのは仕方がないこと。
この世にいつまでも新品な製品などないですもんね。
ただ、このところ横尾さん、かなり病気・病院と縁があります。
80歳を超えましたからね。
横尾さんはネコを飼っています。
以前飼っていて亡くなったネコたちもいます。
庭に花を植え、石碑を置いてお参りしたネコもいます。
そのネコの名前がタマだったので、タマ霊園^^。
クスリと笑わせてくれます。
画家でエッセイもものした佐野洋子さんの本のタイトルが『死ぬ気まんまん』。
画家でいろいろなジャンルの著作を書いている横尾忠則さんの本が『死なないつもり』。
私は本など書いていませんが、今の心境は「まだまだ死ねない!」。
生への執着ではなくて、この世にはまだまだ経験したいことがたくさんありそうですもんね。