ハードディスクの容量を増やそうと、古い録画を観ています。
野球シーズンは我が家のテレビは常に野球をつけているので、新作ドラマは2~3本録画、古くなる前にどうにか観る。
というのが私のパターンです。
結果、落語やドキュメンタリーがたまりにたまってしまいます。
又吉直樹のヘウレーカ「‶へそ”はどうしてついているの?」の回も2018年の11月8日放送でした。
消さないでとっておいてよかった~。
哺乳類には当たり前についている「へそ」。
爬虫類のカメにもある、ということを又吉さんが知るところから、この回は始まりました。
そこから人類の誕生や進化の謎に迫っていきます。
講師は東京大学総合研究博物館の遠藤秀紀教授。「設計変更を重ねてつぎはぎだらけのような体になってしまった失敗作が“ヒト”だ」と言います。
進化して二足歩行になったヒトは手が使え、身体の大きさに比べて脳が大きくなりました。
四足歩行の動物は目の前の敵だけ倒し、食べられるだけの獲物を確保します。なのに、ヒトは不要な殺りくができるほどの兵器をつくってしまった。
ヘウレーカ・・・なるほど、わかった、発見した・・・私ですが、一番心にとまったのは、遠藤先生が科学者を目指した動機です。
遠藤先生はキリスト教系の学校に通っていました。
宗教の授業中、教師である神父が「ヒトの起源を聖書に問うか? 科学に問うか?」との課題を出しました。
遠藤少年は科学が正しいという論をはり、聖書が正しいという同級生を泣かすまでやっつけたそうです。
神父は言いました。
「もちろん科学が正しい。でも、聖書に救われている人、この本にすがらないと生きていけない人が地球上には何十億もいる。私もその一人だ。そのことが分かる努力をした上で、遠藤君は科学の世界にまい進してほしい」
こういう先生や生徒が日本や世界を破滅から救ってくれると、ホッとしました。
又吉直樹のヘウレーカは昨年終了してしまいました。
まだ残っている録画を観るのが楽しみです。
最近はEテレの"植物に学ぶ生存戦略"をたまたま見ていたら、これもおもしろい内容でした。
NHKの女子アナでは林田理沙さん推しなので、…成長戦略は初回から
観ていますが、この頃はおふざけがヒドイです。
私は真面目^^なのです。