吟味して醸す。
江戸時代の文献にも「吟造」という文字が見られるそうですが、「吟醸」と呼ばれるようになったのは明治に入ってからなのだとか。記録によれば当時の「吟醸」とは非売品レベルの最高級酒だったと言われております。
時は流れ、技術や設備の進歩により清酒の品質全体が底上げされたのは大変喜ばしいことで、しかし反面「吟醸」という言葉が ともすれば軽々しく使われるようになったことにいささか不安があるのも確かでして…。 そのような思いからか、きき酒(味見)したお酒に肩書き以上の価値と品格を感じたときには嬉しさがこみ上げてきますわ。「あの人が喜んでくれそうな味わいだ。」と、お客さんのお顔が自然と頭に浮かぶほどに。
この度も紛れもなく「吟醸」です。そして出来たばかりの生。言わば「吟醸しぼりたて」ですね。
〆張鶴 吟醸生酒 720ml 1,903円(税込)
一月分 入荷しております。
どうぞご贔屓くださいませ。
次回入荷は三月中旬の予定です。