ちょっと間が空きましたが佐渡のクニちゃん(金鶴の蔵人 兼 酒米農家の佐々木邦基くん)から新しいレポートが届きましたのでご紹介いたします。
すでに12回目なんですねぇ。
金鶴 酒米日記
「ササキの掲示板・その十二」
五百万石稲刈り
蔵では来月からの仕込みに向けて、掃除が始まりました。仕込み計画や造りの打ち合わせなどもあり今年も酒造りの季節が来た事を実感します。
田んぼでは契約農家の五百万石(ごひゃくまんごく)の稲刈りが終わったところです。
風和や風和生、にごり酒になるお米はよい実りとなりました。
今月20日頃から精米が始まりいよいよ蔵の作業もスタートです。
刈り取られた籾は乾燥、籾すりを経て出荷され、蔵に入り精米へと流れていきます。
籾以外の葉っぱや茎などの稲わらはコンバインでカットされた後トラクターですきこまれ土に帰されます。それらは来年の稲の肥料となります。
稲刈りは来年の米作りのスタートでもあります。また、稲刈りを終えた五百万石の田んぼにはトキが4羽訪れてサギと一緒に餌を食べていました。
ガラケーによる撮影のためよく見えませんが。
ほとんど1日滞在していたようです。 ささき
五百万石は新潟の代表的な酒造好適米、この実り具合でしたら今期のお酒も良く出来そうですな。
いつも忙しい中 クニちゃんありがとう。
では皆さま、これからも金鶴をよろしくお願い申し上げます。
*「五百万石」・・・
酒造好適米の品種のひとつで1957年に命名されました。菊水と新200号の交配種。名称は同年の新潟県のコメ生産量が五百万石を突破したことから付けられたといわれております。広い地域で栽培されている代表的な酒米のひとつ。