今日から始まったNHKの朝ドラ、と言っても私が見るのはお昼ごはんのときですので昼ドラかな? ま、それは置いておきまして、チラッと見たら酒蔵の「甑倒し(こしきたおし)」のシーンがありました。
ドラマの中でも説明されてましたが、「今期の酒造りも無事に終わりの目処が立ちましたよ」という節目、さらにそれを祝う宴を開くこととされてます。過去のブログに何度か もう少し詳しく書いておりますのでここではザックリひとことで。
以前、某酒蔵さんに酒造りのお手伝いに寄せてもらっていたことがある私、一応少しは労働力になったということで「甑倒し」にもお招きいただき何回か参加しました。
ので、今日のドラマを見て「ん???」と思ったのが、お座敷の上座に当主らしき人が座っていたこと。私が知る酒蔵さんの多くは酒造り職人さんである蔵人をねぎらうための「甑倒し」の宴では上座の中央には醸造責任者の杜氏が、そして三役、さらに準ずる蔵人、そして一番下座に当主(蔵元)…という並びなんですが、地域によって違いもあるのかな? そんなことにいちいちケチをつける気はありませんがちょびっと気になったもので。
これが「甑(こしき)」です。酒の原料になる米を蒸す大きな道具ですわ。せっかくなので懐かしい写真を何枚か、懐かしい色にして。
蒸しあがった米を手際よく掬いだすマタベエさん。ずいぶん前に引退されましたが私の中ではカリスマ的存在の釜屋(蒸米担当)さん。
これまたザックリひとことで言うと、酒蔵の仕事のほぼ半分は掃除や洗浄。大袈裟に聞こえるかも知れませんが、微生物が好ましい働きをしてくれるよう環境を整えるのが「酒造り」ですからね。
これは酒造りのオフシーズンに家族旅行でお邪魔したときの一枚。この数年前から今まで文字通り家族ぐるみのお付き合いをしてもらってます。
かーちゃんは撮影係だったので残念ながら写ってません。帽子をかぶってどこかから流れ着いたような格好のが当時の私です。この写真は初心を忘れないようにと当店内に飾ってます。
「マイタさん、この格好で背中に雨傘さしておにぎり食べてたら『はだかの大将』だね。」
と、写真を見たお客さんからときどきイジられてます。言われて見れば確かに・・・ (^_^.)
話しが脱線しました。新しい朝ドラの展開が楽しみですわ。
それでは本日も日本酒で乾杯!(^o^)丿
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます