昨日のブログに書いた丸藤さんのワインの新価格が間違ってました。申し訳ありません。訂正しましたのでご確認ください。
さて、先日の昼食は焼きサンド。前の日の残りものの茹でた卵とブロッコリーを流用した かーちゃん作・時短レシピ。
うちはず~っと前から魚焼きグリルでパンを焼いてます。美味しく焼けるんですよね。
ではいただきます。
おや?パリポリと心地よい歯応えが… ピクルスのような食感の正体はキュウリの奈良漬けを刻んだものでした。たまたまそこにあったものを使ったと思われます。酒粕の風味が周りと和合して美味しいわ、これ。
元より酒粕大好き家族の我が家、当ブログでもかなり前からいろんな酒粕シリーズをアップしてますけど、奈良漬けはネタにしたこと無かったかも… あったかな?
酒粕にはアルコール分が含まれてますので念のため食後にアルコールチェッカーで呼気を調べましたが問題なし。多くのかたは奈良漬けを食べたくらいで飲酒レベルにはならないということが過去に裁判でも認められていますので心配はしてなかったですけどね。アルコールに過敏に反応する体質のかたは用心したほうがいいかも知れません。
日本酒造りの工程で、アルコール醗酵がすすんだ醪(もろみ)を搾ってお酒と分離されたあとに残った固形物が酒粕です。残りカスみたいな言われようですが栄養満点の超スグレモノだということはすでに皆さんご存知の通り。いつの日か呼び名を変えたほうがいいかも知れませんな。
圧搾機からはがした初期段階の酒粕はシート状になってて板粕とも呼ばれます。これはその破片。
シート状のまま放置して月日が経つと このように色が濃く、柔らかくなります。水分も出てきますので厚手のビニール袋か漏れない容器に入れて置いてます。
さらに月日がすすんでやがてこのように。グニャグニャになって味噌みたいな容姿へと変化したものを私どもの地域では「練り粕」と言いますが、ところによっては「ベタ粕」とか「奈良粕」とも。
大雑把に言うとここに塩漬けした野菜を漬け込んだのが奈良漬け。野菜の水分をきれいに除去したり、酒粕にざら砂糖を混ぜたり、酒粕を取り換えたりと、美味しくつくるにはいくつかポイントがあるようですけども。
そして奈良漬けの中身を取り出した後の粕がもったいないので茹で卵、肉、魚などにリユース。旨味が増しますし肉は柔らかくなります。茹で卵は酒粕を洗い流してそのまま、肉や魚は酒粕を拭き取って焼いたり揚げたり・・・これがまた美味しいんですよ。
って、かーちゃんがやってくれてるんですけどね。
自己弁護ではありませんがずいぶん前に私も何種類か奈良漬けをつくったことがあります。一番美味しかったのはミョウガでした。思い出したら食べたくなりましたわ。
酒粕は伝統の発酵食品、その効果と美味しさをもっと広く知っていただけるように頑張ろう!
オーーーッ\(^o^)丿
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