昨年 ユネスコ無形文化遺産に麹菌の働きを巧みに利用した日本の「伝統的酒造り」が登録されました。
「無形」の文化遺産ですから、結果的に目に見えるものになるとしても 肝心なのは数値などでは表せない(目に見えない)感覚的な要素を含む技術の継承ということですよね。しかも「伝統的」と言われるからには先ずは基本からしっかり学ぶことが必要なのでしょう。
タイパや時短を重視すると言われている若い人たちの中にもコツコツ頑張る人は居ますもんね。興味の向けどころが世代によって違うだけ。
だから伝統的酒造りにロマンを感じる若者だってたくさんいると思います。
だからますます面白くなっていくでしょう 日本酒は。
そういえば・・・
将来的には月面で日本酒を造りたいという酒蔵さんが その前段として(?)今年の後半から宇宙ステーションの中での日本酒造りに挑戦するそうで。その計画で出来るお酒は100ml瓶 1本のみ、販売価格は1億円を予定しているとのこと。
それは極端な例ですが、多くの醸造家がさまざまな新しいことに挑戦しているようです。
その中からも数十年後か数百年後かに「伝統的」と呼ばれるものが生まれるのかもしれませんね。そのときは元祖・伝統的酒造りの旨酒と飲み比べてみたいものですわ。生きていればの話ですけども。
いつかお月さまで酒造りができるようになったとしても
餅つきはウサギたちの領分としておいて欲しいですな、それこそ昔からの伝統ですから。
それでは本日も旨い日本酒で乾杯!(^o^)丿