今朝の新聞より。
Z世代、ですか… 私らが成人したくらいのころの若者は新人類と呼ばれてましたっけ。いつの時代も「最近の若者は変わってる」と言いたくなるのが世の中ってことでしょうか。
2017年4月のブログに書いた文章を下にコピペします。
(ここから)『参考までに以前も申しました大正10年(1921年)から14年(1925年)にかけて当時の内務省が行った調査をご覧くださいませ。
〈全国77ヵ村・14万4,118名対象〉
・酒を常飲する者 ・・・ 9,802名 6.8%
・酒を飲まない者 ・・・ 11万9,194名 82.7%
無効回答を含めたとしても飲酒する人は2割に満たないとの結果ですよ。時代背景などから信憑性が疑われると言われればそれまでですが、百歩譲っても近年になって「酒を飲まない人が増えた」というワケではないとご理解いただければ幸いでございます。毎年のデータを比較したら多少の変動は何にでもあることですし、長い目で見れば言うほどのことじゃないって・・・。』(ここまで)
ザックリひとことでまとめますと「昔も今も日常的にお酒を飲まない人のほうが圧倒的に多い」ことに違いはないということですな。
ちなみに、大正後期から昭和初期にかけては日本のあちこちで禁酒運動が展開されていたそうです。各地に「禁酒会」とか「禁酒村」などが誕生したとか。その人たちの努力が上の数字につながったのかも知れません。ただ、この運動の発端はアメリカの禁酒法の影響らしいのですが、本家本元のアメリカでは禁酒法を施行したせいでギャングが栄えて犯罪が増えたり、家庭での密造酒造りが横行して粗悪品を飲んで健康を害する未成年者が激増するなど、かえって社会的弊害を生じさせてしまったため13年ほどで廃止されました。日本国内での禁酒運動がその後どうなったか知りませんが、想像に難くないですね。
2017年4月のブログに書いた文章をさらにコピペします。
(ここから)『身体の中にある「お酒を分解してくれる酵素」が活発に働いてくれる人と そうでない人の比率が人種によって違うと言われております。
お酒を分解してくれる酵素の働きが弱い人の割合はこちら ↓ (国税庁の資料より)
ご覧の通り モンゴロイド劣勢です。Σ(・ω・ノ)ノ!
そしてこの状況を踏まえれば、本日の新聞記事が何ら不思議ではないこともご理解いただけるはず。
ちなみに、酒類の販売数量比率(平成26年分)は上位から
1位 ビール系飲料(ビール・発泡酒・新ジャンル) 48.0%
2位 リキュール(チューハイ・カクテル・梅酒など) 23.8%
3位 しょうちゅう(本格焼酎・甲類しょうちゅうなど) 10.4%
4位 日本酒 6.7%
5位 果実酒類(ワイン・甘味果実酒など) 4.3%
となっておりますので、「日本酒にして1合以上と答えた人が・・・」との表現は一般的とは言えませんな。この場合は「ビールにして〇〇〇ml以上と答えた人が・・・」が適切かと存じます。
飲めない人は無理をせず、飲みたくない人は飲みたくなったら飲んでください。
そのときのために、いいお酒を醸してくださる酒蔵さんが存続していくことがなによりも重要だと考えております。』(ここまで)
自分で言うのもナンですが、なんかいいこと言ってるような気がする・・・
だれも褒めてくれないけど。|ω・)
とにかく、日本人の半数近くがお酒に弱いか全く飲めない体質であることをしっかり認識した上で我々酒屋は商いをしていかねばならないと考えています。
それでは本日はここまでにして、明日もよろしくお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます