マイタのブログ

新潟県新潟市西区鳥原2595-8 前田商店 TEL 025-377-6327・FAX 025-377-7981

冬だもの。

2022年01月13日 | ブログ

 風が止んだので やっとトレードマークの立て看板を店の前に出せました。




看板の土台部分に使っているのは酒蔵の古道具「暖気樽(だきだる)」。酒造りにおいてアルコール醗酵を担当する微生物・酵母くんたちの湯たんぽですわ。「微」とはいえ「生物」ですから酵母くんたちも寒すぎるといい仕事が出来なくなるので必要に応じてタンクの中を湯たんぽでかき混ぜてちょっとだけ温めてあげたんですな。その際に暖気樽をどうやって動かすかとか、どれくらいの時間入れててあげるかとかが蔵人の腕の見せどころだったわけですよ。昔の職人さんたちの知恵とこころがこの木目に沁み込んでいるのです。







そして夕方になりかけたころ、佐渡からのお酒も無事入荷しました。燗がおいしいお酒でございます。




さて、風が止んだのはいいとして、それは雪が真っすぐ落ちてくることを意味しておりまして・・・




このあと軽く雪を除けました。まだやらなくてもいいでしょ?ってうちにやっておくとあとが楽なんですよね。万が一大雪になったときのウォーミングアップにもなりますし。



話は前後しますが、お昼はアツアツのうどんを食べて体温維持。さらに酒粕を入れますから免疫力も向上…してるはずです。ネギたっぷり、盛り付けはワイルドに。

意外と思われるかもしれませんが最近は若い世代の人たちも酒粕を購入してくれます。嬉しいですねぇ。

当店では

「〆張鶴の酒粕」 1㎏ 600円

と、

「金鶴の酒粕」 1㎏ 400円

(どちらも税込)

を販売しておりますが、あたたかい時期までには無くなりますのでご入用のかたはお早めにどうぞ。

酒粕は常温で保存しているとだんだん色と風味が濃くなり、そのまま取っておくとやがて漬物などに使う練り粕(奈良粕・べた粕とも)になります。それはアミノ酸が増加している証でもあると言われていますが、そのような変化をできるだけ抑えたいかたは冷蔵庫に入れて保存してください。もっと今の状態を保持したいかたは冷凍することをお勧めします。





さて、外は冬の気候(だって冬だもの)、こんな日はやはり体の中から暖かくなる方法で明日への活力を蓄えましょう。

 


ということで本日も日本酒で乾杯!


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