団扇の形をした10㎝四方ほどの絵皿が5枚、それぞれに違う花と歌が描かれていて素敵なんですがねぇ… なかなかよい使い道が思い浮かばずちょっとした飾りにしております。
その中の一枚がこちら、
今ならば菖蒲でしょう。あとの4枚は カタクリ・桜・フジ・朝顔 ですから。
でも、この歌からすると もうこの絵皿は片付けたほうがよいような・・・
ほととぎす いまきなきそむ あやめぐさ かづらくまでに かるるひあらめや
詳しくは知りませんが、「今来て鳴き始めたホトトギスが 菖蒲を髪飾りにする五月の節句まで、ここを離れてしまう日があろうか」みたいな内容らしいので。
それにしても5枚とも春から夏までしか使えないような絵柄とは困ったなあ・・・ と思ったのですが、団扇の形をしているってことはそこが作り手の意図ってことですから、無理解は野暮ですわねぇ。
歌の内容を深読みして、しみじみ浸ってみることにします。