4月の月例ツーリングの翌日、愛車の車検が切れました。
数日経っていつものKITAJIMA・MCに入庫、今回の大きな整備箇所はステムベアリングの点検、交換です。
今回のツーリングでは久々のソロで参加したのですが、ソロにしてはあまりにも走行が安定しなく直進状態でも蛇行していました。
緩いハイスピードコーナーでは車体全体がウネウネと左右に振れ、バンク角を一定に保つ事が難しい状態でした。
ステムかな?とは感じていましたが、確認する事も恐ろしくて・・・だって修理代が掛かるんだもん。
結局車検で入院させるまで確認しようとしませんでした。
入院させてしまったらもう諦めて全てをお話して直してもらうしか有りません。
工場長の「これ見て~後ろ押さえてハンドル切ってみて~」ニコニコしながらの声。
恐る恐るハンドルを左右に切ってみる・・・何よりもまずその重さにびっくりさせられた。
接地していないハンドルがなぜ?・・・もう一つ、完全に段付き磨耗している様なカクンカクンとした感触・・・あ~あ~。
10年近く寝かし、全く触らなかった影響がグリスを硬くし、ニードルの跡をベアリングレースに刻んだのだろう。
孫子の代まで乗り継がせるためには無視できないので素直に直すしかありません、フォークを外すついでにボロボロになったカウルブーツも交換しましょう、こういった機会の時にしか出来ませんからね。
車検に入庫すると常連の仲間たちによっていろいろチェックが入ってしまう。
本人は別段気にしていなくても、別に取り替えようと思っていなくても、やたらチェックシートにレ点が多く入ってしまう。
その一つにBMWの丸いマーク、アルミベースに透明樹脂に印刷された物を貼り付けた様な物だが、その樹脂の端が剥がれだしているし黄ばんでもいる・・・らしい。
私としては全くのノーマーク、全く気にしてはいなかったが・・・孫子の代・・・。
マークの交換といえば、それほど手間が掛かる作業ではない・・・っと思う向きも有るかと思いますがさに有らず。
強力な両面テープで貼られたマークはそう簡単には剥がれてくれません。
知恵と道具を駆使してアルミベースを剥がしても、残ってしまったテープの残骸や糊を落とすのには一苦労させられました。
結局私の仕事として最後までやり遂げましたが、残った残骸の処理に使う道具は自らの爪が一番役に立ちました。
爪だと綺麗に剥がせる、塗装面に傷が付かない、皮膚感覚で作業が出来るなどでこの通り。
でも注意しないと爪の生え際を傷めてしまいますから、力は加減しないとね。
タンク左右とテールカウルの3箇所は無事貼り替え作業完了、でもゆうに3時間くらい掛かってしまいますから、この作業だけお願いしますって言われたら、お店も嫌な顔になってしまうかもね。