ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

授業の思い出

2010年10月30日 22時00分02秒 | 日常

 ギャラリーのオーナーのKさんは父の教え子で、父の英語の授業でマクベスの朗読をテープで聞いたことを鮮烈に覚えていたそうです。それを彼女の同級生に聞いても、みな覚えていなくて、ご自分の記憶に不安を持ってしまったそうです。もしかしたr、あこう公の授業ではなくて大学だったのか?と。今回、例の父の自筆の日誌を展示したところ、その中に書いてあったのでした。どのクラスでも2学期最初の英語の授業で、マクベスのテープを聞かせたと。

 それぞれの興味の深さなどで、記憶というものは全然違ってしまうものなのですね。やはり、興味のある人にとって、それはもしかしたら一生の進路を決めるような授業だったのかもしれないと思うと、やはり教師というのはすごいものなのかもしれません。

 でも、ほとんどの時間を趣味の絵の制作に打ち込んでしまった父は、英語の教師としてはどうだったのだろう・・・。かつて生前、父は、「オレの授業は大学の授業よりも深くて面白かったと卒業生に言われた」と自慢したことがありました。興味のある生徒を引っ張っていく、それはとても生きがいになることでしょう。今は、興味のないやる気のない生徒を引っ張っていくことばかりが多くなっているのが現状なのかもしれません。

 たくさん吸収できるときに、勉強に知の魅力に夢中になれないというのは、本当に残念なことだと思います。勉強がつまらないなんて、不幸だと思うなー。

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無事、終了しました

2010年10月30日 21時49分40秒 | 日常

 22日から27日までの父の展覧会、無事終了しました。

 といっても、100通くらい案内状を出しましたが、あまり知り合いは来てくれなかったので、ちょっとがっかり。でも、来てくれた方には感謝です。それに、3年ぶりの荻窪、かなり楽しかったです。前回はあまり近所を徘徊?しなかったのですが、今回は暇になるとすぐにあちこち散歩して、雑貨屋さんや真下の呉服店など、いろいろ見て回りました。呉服店では、ちりめん細工の材料になる着物生地も見つけて大興奮!?

 今回は、絵の保存状態が良くなくてシミがたくさんできてしまったので人前で後悔するのもこれで最後というつもりでした。それで、画集にも載せていない絵、つまり日の目を見なかった絵を数点飾ってみたのですが、やはり額装すれば違うものですね。そのひとつがこちらです。

 広島県の三次というところの絵なのですが、父の日記を探しても具体的にどこだかわかりません。もし、ご存知の方がいたら、ぜひ、教えてください。

 ギャラリーの内部は、こんな感じです。とても落ち着いたいい空間でした。れがろさん、本当にありがとうございました。

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