ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

大原の喜久寿司

2014年08月26日 18時42分32秒 | 日常

 今日は夫の月命日でした。夏バテぎみでしたが、なんとか義母に会いに行き、一緒に「喜久寿司」に行きました。2か月前の夫の命日にネットで見つけて会食に二人で訪れた店でした。とてもよかったので、またぜひと行ってみました。

 義母は、2か月ぶりのビールに大喜びしていました。食べるものは量が減って、結局彼女はマグロだけでしたが、私は白身魚をいろいろお願いしました。

 おいしかったですよー!大原漁港で取れた旬の魚ばかりで、昆布〆にしたりと手の込んだものも作ってくれたんです。それに、この前に、イワシのおいしく軟らかく煮たものや、ナスの煮びたしなど、本当に感激。さらに、鯛のすまし汁もいただき、それで、本当にこの値段?大将、間違えていない?と驚くくらい安いのです。いい仕事してもらって、本当に感謝感激でした。

 これからも、ばんばん行こうと思います、大原の「喜久寿司」。

 義母には、猫の話をして、年末年始は義弟に送り迎えしてもらえばこちらに来てと言ってみたのですが、どういうわけか、今度は施設で正月を迎えたいとのこと。ここ2年のこちらの正月、印象よくなかったのかな?ま、猫とさびしい年末年始も、いいものです。

 夫はどうして母親が嫌いだったのか、いろいろ話を聞きました。彼女の一族は、愛情表現が苦手だったんだと思います。もっと思いっきり抱きしめてかわいがってあげればよかったのにと思うと、悔しいですね。こういうことって、連鎖なんだと思います。

 うちは、両親ともにAB型で、情熱家ですから、もう恋愛成就って結婚でしたし。その血を受け継いでしまったから、正直、恋多き人生でした。昔の話。

 かたや、かれら一族は、それが苦手。さらに、祖父は祖母に対して暴力をふるっていた。それを見ていた夫は、身内に対して暴力をふるうことにそれほど違和感を覚えなかったのでしょう。DVの連鎖ともいえます。父親はそういうことは全くしなかったけれど、無関心だったことはあるんじゃないかな。

 私の父と替えの父との共通点は、子供のころに実母を亡くしていること。彼の父は、だから、妻ではなくその母にあこがれを抱いた。

 とんでもない一族と結婚してしまったような気がします。母ってのは、愛情あふれる存在のはずなのに。今から、ちくちくと復讐をしましょうか・・・・。どうも、ゆがんだ性格だと思っていた夫、それを作り上げたのは、他ならない周りの人たちでした。子供がほしくないというのには、相当な深い因縁があったのでしょう。

 今になって思います。やはり、血は、濃いし重い。人間は、血と地に縛られて生きる動物である。もっと、自由を!

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