ついこの前の日曜美術館で紹介していた「漢字三千年」展の前売りをローソンで買い、さっそく今日、行ってきました。井真成の墓誌の石が出ているのです!
東京では冨士美術館、
その後、京都や新潟などを巡回するそうです。東京でやっているうちに見なくては、とがんばりましたっ。
漢字は、おもしろい世界です。だって、発音が違っていても、その漢字は三寺どういう意味か、わかるんですから。アルファベットとは全然違うんです。アルファベットって、たかが26文字ですよ、それに比べたら漢字は千文字以上ありますしねえ・・。大好きです!王義之の字の本物が見られるとちょっと勘違いしていました(おばかです)。
でも、おもしろいものばかりでしたよ。特に甲骨文字は、酒器に書かれているのがほとんどで、まあ、祭祀行事などでは、お酒は当然のものだったわけですから、酒好きにはたまりませんね。
こんな具合です。
器の内側に、漢字が・・・。
そして、井真成の墓誌です。拓本を撮ったのですが、残念、ぼけていました。下手なんです、とほほ。
よほどじっくり見つめないと文字がわかりません。
説明文を読んでみてください(ちっちゃ!)。
中国名なので、日本での名前が不明です。でも、阿倍仲麻呂みたいな人がいたってことです。36歳で病気で亡くなったようですが、優秀な官僚だったみたい、残念です。命がけで中国に行き、学んだのでしょうけれど、戻れなかったのはどうしてかなあ。古代のロマン、それとも、ロマンスで、もしかして、好きな人ができて結婚しちゃったとか??
日本と書かれた文字の確認ができたのです、8世紀で。すごいことですよ、倭国ではなくて、日本ですから。
寒かったけれど、楽しい一日でした。古代に思いを巡らし、これだけ貴重なものを展示してくれた中国に、感謝です。