実は、先日の地元の公民館のお祭りの、広場での「歌声喫茶」に参加した時に、お隣の女性から勧められたコーラスと句会の、その句会の見学に昨日、行ってきました。そして、その会のメンバーに入ることになったのでした。まあ、地元のサークルに入るというのも、何かの縁だからいいことだと思っています。それに、そういうつながりで酒が飲めるというのは、ものすごくうれしいことだったのです。
以前、古文書の勉強として、奥の細道を読破したのですが、それがその「俳句」につながっていくとは、ちょっと意外でした。とはいえ、私は下町出身で、それこそ、芭蕉記念館の近くに住んでいたのですし、縁といえば縁だったのでしょう。その句会の先生は、芭蕉記念館で句会を主催しているのでした。そして、こちらでの句会の帰りに、拝島駅周辺でメンバーとの飲み会。私が参加しないわけは、ありませんよねえ・・。うれしい縁です。
今日は、地元の音楽祭を、市民会館大ホールで拝聴しました。その時に、誘ってくださった句会のメンバーから、古いけれど役に立てばと俳句の書籍を譲り受けました。
これから、月に5つ、俳句を作ることになります。生まれて初めての俳句の世界です。本当に、何かの縁です。言葉の奥深い世界に、招待された私は、ビビるのとうれしいのと、半々の状態です。60歳目前の、日本人だからこその世界に出会えたことを、感謝します。まさに、「未知との遭遇」です。
今日、拝聴した音楽祭、それぞれのサークルの発表会と、市民音楽講座の成果を聴きました。それはそれは、とても素晴らしく楽しいものでした。吹奏楽人たちの演奏は、星野源の「恋」が最後の曲で、ものすごくノリにノって、楽しかったです。コーラスもそれぞれに、素敵でした。なかでも、初めて聞いた「ひらがなの生き方」という曲には、思わず涙があふれてしまいました。
あ、い、う、え、おからはじまり、か行、さ行、た行・・・、というように、頭に韻を踏んで歌詞が続くのですが、なかなかに泣かせるのです。たまりませんでした。
音楽祭の副題が「みどりのハーモニー」とあるので、みなさん、緑色の衣装を選んでいました。福生のイメージキャラクターは、たっけーという竹の妖精?です。緑色の象徴ですものね。音楽も素晴らしく、この地に引っ越してきて、よかったと思います。終の棲家で、少しだけ、かかわりを持てたことを、うれしく思います。俳句の世界にも、60直前で入ることができたのも、きっと何かの縁だと思います。言葉で紡ぐ世界。私は小説もシナリオも挫折しました。俳句でリベンジというわけではないけれど、俳句を支えに、余生をハッチと楽しもうと思います。