今日は雨が降る前に図書館に予約した本を取りに行こうと出かけましたが、午前中なのに、すでに雨が降ってきてしまいました。それでも、今日しかないからと徒歩で図書館に行き、今借りている本の再貸出しと、予約した本を借りてきました。ネットで検索してそれを予約できるのがとてもありがたいです。それに、返却も、駅のコンコースに返却ボックスがあるので、なおありがたい!
で、気になった本というのが、今ようやく越し落ち着けて読み始めた「戦争と性暴力の比較史へ向けて」の中で出てきた藤森晶子著「丸刈りにされた女たち」です。子供のころ、この丸刈りにされた写真を見たことがあって、その後も何度か見ていました。LIFE誌だったかな、父の書斎で最初に見て、びっくりしたのです。第二次世界大戦のとき、フランスが一時、ナチスドイツに占領され、その時ドイツの関係者と結婚したり愛人になったりとナチスに協力した女性が、ナチスが負けたあとにフランス人から集団リンチを受けて丸刈りにされたのです。それはそれは、恐ろしい光景です。
戦争というものは、こういう分断を産むのですね。敵味方がまるでオセロのようにひっくり返り、報復する。
今のどこかの国がやっているのも、こういうことなのかな・・・。
彼女たちのその後はどうなったのか、読んでみたいと思いました。歴史に翻弄される人生だったのでしょうけれど、それは誰にも言えることです。