今回、最初の句からお気に入りがありました!
高山れおな選
満月の猫は朝まで遊びけり 福岡市 松尾康乃
月と猫は、俳句に詠みたい題材です。うらやましい!
稲畑汀子選
秋嵐房総的(まと)に吹き荒れん 木更津市 本郷政信
音沙汰の無き友案じ颱風禍 神戸市 高橋純子
私は、俳句はその時代、その時を詠むべきだと思っています。そして、最初の句はその被害を受けた地域の方の句です。停電も長く続いたのではないでしょうか。お見舞い申し上げます。
長谷川櫂選
ラグビーボールほどが四日で満月に 藤岡市 飯塚柚花
私もラグビー大好き!昨夜のアイルランド戦の勝利、本当にうれしかったです。飯塚さんも狂喜していることでしょう。月をラグビーボールに例えるなんて、すてきです。
大串章選
恐竜の骨起ち上がる夜寒かな 新座市 五明紀春
大海と化す大空や鰯雲 羽島市 勝康治
どちらも、雄大な感じがします。恐竜の句は、ジェラシックパークみたいで面白い。鰯雲の句も、気持ちがいいです。
空を海にたとえた2年前の私の句が、こちら。初心者ですから、お手柔らかに。
満月にあぶり出される雲の海
実際に、仲秋の名月をベランダから見た光景です。幻想的でした。