先日の、日本学術会議推薦6名拒否の問題で、あらゆる学会から抗議の声明が出ています。その中で、とっても素敵な内容で気持ちがいいのが、(大好きな)イタリア学会!の声明でした。確か、新聞にも引用されていましたが、ネットで見つけて全文読みました。感動的な内容です。さすがは、ガリレオやダビンチを出した国ですよ!
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学問は、国家や時の権力を超越した真理の探究であり、人類に資するものである。与党に資するものだけを学問研究とみなすことは大きな誤りである。学問研究によって得られる利益は人類全体に寄与するものでなければならず、時の政権のためのものではない。
人事で恫喝して従わせる手法は、一種の《暴力》とみなされる。
・・・文科省は今月17日に行われる中曽根元首相の内閣・自民党合同葬儀において弔旗を掲揚し、葬儀中に黙禱するよう、国立大学や都道府県教育委員会、日本私学学校振興・共済事業団、公立学校共済組合などに通知を送っている。公金は自民党のためのものではなく、国民のためのものである。国民全体の奉仕者である公務員を、自民党のための奉仕者に変えようとする暴挙は許されない。・・・
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これは、イタリア学会が10月17日に出した声明文の一部です。さすがはイタリア、すばらしいです。菅総理や、安倍元総理が何も説明しない、しなかったという態度は、憲法違反なんですよ。私たちは黙っていてはだめだと思います。何といっても、この自民党政権は、公文書改ざんという暴挙までやってのけているし、議事録は作らない、記録を残さない、サイテーの政権ですよ。ローマ帝国だって、そんなことありえなかった。