たまたま、BSプレミアムで午後の映画を見ました。最初は、コメディーかなと思っていたら、内容はあの1980年の「光州事件」の話でした。私は当時は大学生だったと思います(一浪したので)。「燃える光州シティー」というフレーズで、私の頭の中に残っています。白竜さんというロック歌手がその歌を歌ったのだと思うのですが、彼のライブに行こうとしていたけれど、結局は行かなかった。
その光州事件の映画だったとは・・・。軍が武器を持たない市民に対して攻撃するなんて、今のミャンマーと同じです。光州事件の2年前、私は大学院生とともに韓国史跡巡りツアーに参加しました。初めての海外旅行が韓国でした。当時、夜は戒厳令があるからで歩けない、そういう状況だったのです。
軍が政権を持つという異常、私はとても信じられません。反対すれば、何かと「アカ呼ばわり」する。日本も同じようなものです。韓国は、大日本帝国が植民地化して以来、民主化とは程遠い複雑な政治状況だったんです。今思えば、従軍慰安婦問題も、もっと以前からの日本への恨みが消えずに、いつまでもくすぶっているんだと思います。
とにかく、軍が権力を持つというシステムは、絶対にあってはならないと強く思います。日本はあれだけの間違いを起こしたのですから、今の「軍隊とは認められない」自衛隊で十分ではないかしら。二度と、軍が権力を持ってはいけないのですから。