ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

韓国映画「タクシー運転手」

2021年05月10日 15時44分30秒 | 映画

 たまたま、BSプレミアムで午後の映画を見ました。最初は、コメディーかなと思っていたら、内容はあの1980年の「光州事件」の話でした。私は当時は大学生だったと思います(一浪したので)。「燃える光州シティー」というフレーズで、私の頭の中に残っています。白竜さんというロック歌手がその歌を歌ったのだと思うのですが、彼のライブに行こうとしていたけれど、結局は行かなかった。

 その光州事件の映画だったとは・・・。軍が武器を持たない市民に対して攻撃するなんて、今のミャンマーと同じです。光州事件の2年前、私は大学院生とともに韓国史跡巡りツアーに参加しました。初めての海外旅行が韓国でした。当時、夜は戒厳令があるからで歩けない、そういう状況だったのです。

 軍が政権を持つという異常、私はとても信じられません。反対すれば、何かと「アカ呼ばわり」する。日本も同じようなものです。韓国は、大日本帝国が植民地化して以来、民主化とは程遠い複雑な政治状況だったんです。今思えば、従軍慰安婦問題も、もっと以前からの日本への恨みが消えずに、いつまでもくすぶっているんだと思います。

 とにかく、軍が権力を持つというシステムは、絶対にあってはならないと強く思います。日本はあれだけの間違いを起こしたのですから、今の「軍隊とは認められない」自衛隊で十分ではないかしら。二度と、軍が権力を持ってはいけないのですから。

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