昨夜のテレビで、田村正和追悼ドラマ「疑惑」を見ました。私は松本清張の原作を読んでいないのですが、メディアの報道誘導や、真実が歪められるような捜査など、考えさせられました。田村正和が弁護士役、夫を殺したとして逮捕されたのが沢口靖子、そしてもと同僚ホステスに若村麻由美、とあれー、科捜研みたいと思ってしまいました。
ヒロインは高校時代にレイプされて中退します。そのトラウマが後の人生にものすごく影響していたと思います。レイプなんて、本当に許せません。人格を奪う行為で、心も体もとんでもなく被害を受けます。下手したら殺されますよね。そういう経験、だれだってしたくないけれど、忘れられないですよ。もっと早くから性教育をきちんと受けていたら、男性も女性に対してそういう暴力はしなくなるのではないでしょうか?この前見た宮尾登美子の「櫂」だってそうですよ。社会の女性に対する考え方を改めてほしいです。
昔、東京都で女子高生コンクリート殺人がありました。不良の男子高校生がグループで、メンバー一人の自宅2階に、埼玉県の女子高生を拉致監禁し、強姦して暴行、殺してコンクリート詰めにして捨てた事件です。その自宅に家族がいたのに、誰も助けなかった。当時少年だった犯人たちは、4人は実刑を受けたけれど、出所後に再犯しているんですよ。一人の女性を乱暴して40日間拉致して殺したなんて、彼女の受けた拷問を思うと、言葉を失います。こういうことを平然とやってのける男って、人間と言えますか?
新潟では、少女を拉致監禁した期間が9年という事件がありました。犯人は母親と暮らしていたんです。逮捕されて女性は保護されたけれど、失われた9年、本当に悔しいです。その犯人は出所後に貧困ビジネスの犠牲となって病死したそうです。
男も女も同等の権利があるんですから、女性というだけで犯罪を犯すなんて、絶対に許せません。性行為を暴力でしかできないという脳しか持っていないんですか、男って。本当に頭に来る。そういうのをバカというんじゃないの?
ロミオとジュリエットのような純愛ができないのかなあ・・・。悲しいね。暴力は犯罪です。自制できないのが、おかしい。