ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

朝日歌壇5月1日

2022年05月02日 16時34分22秒 | 短歌

永田和宏選

プーチンもゼレンスキーも名を残す無名の人は死にゆくばかり 千葉市 塚谷隆治

 ウクライナ侵攻でたくさんの民間人が殺されています。名前も残らないまま・・、きっと私たちも同じ目にあったかもしれない。安全な国なんか、この地球にはないのではないでしょうか。

佐佐木幸綱選

動物がおびえていると園長は戦火の中に留まるという     前橋市 荻原葉月

ジャベリングやスティンガーなど昨年の春には知らざりし武器を覚える 昭島市 西山美津江

 一首目、キーウの動物園のことだと思います。私もウクライナ侵攻がはじまってから、動物園やペットたちがとても心配でした。上野動物園では、第二次大戦のとき、動物は国の方針で殺されたのです。戦争はあまりに残酷です。二首目、代理戦争で、すでに兵器宣伝のための戦争かとまで思ってしまいます。武器商人は笑いが止まらないのでしょうか?ひどい話ですよ。

高野公彦選

百四十三個のテディベア並ぶロシアの奪いし子どもらの数    観音寺市 篠原俊則

再上映「ひまわり」見つつウクライナの別れあまたを暗がりに泣く 我孫子市 松村幸一

 一首目、この戦争でたくさんの子どもの命が奪われました。こんなことするなんて、ロシアはひどすぎる!二首目、映画「ひまわり」の舞台がウクライナです。第二次大戦が終わって、戦争の生で離ればなれになった男女の、一人の棲む土地があのひまわりが咲く平原だったんですよね・・。ひまわりと、小麦畑の平和だった平原を、一瞬にして戦地に変えた罪は大きいですよ。先日、図書館で借りた林周作著「世界の郷土菓子」に、彼が10年前に訪れたウクライナのことも書かれていました。登場している人たちが今、どうしているのか本当に気がかりです。ウクライナの郷土菓子は、スィルニキとモルコヴニツェのふたつのレシピが載っています。

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GW突入だけど

2022年05月02日 13時53分01秒 | 日常

 無職の私には、全然関係ないのですが、やはり規制がなく出かけられるとなると、11日の抜歯の前に食べたいものを食べたいとかいろいろ思うことがあり、30日は図書館の帰りに蕎麦屋で一人ランチ(舞茸天せいろが、とってもおいしかったです)、昨日は本当に久しぶりに都心まで行き、原宿の郷土料理研究所のカフェに行ってきました。原宿と言えば、昔私がOLしていた場所ですが、今回は竹下口ではなくて明治神宮の方。駅舎も新しくなってびっくりでしたが、その目の前のコープオリンピアが老朽化であまりにみすぼらしくなって驚きでした。あの憧れのマンションだったのに・・・。昔はティファニーという素敵なレストランもありました。南国酒家は変わってはいませんでしたが。私も還暦すぎたんだから、時代は変わるものですねえ。

 そして今日は、八高線に乗って八王子の古本まつりに行ってきました。なんでも「江戸」特集だから。でも、和綴じの本は明治の国語の教科書だったりと、あまりそそられるものはありませんでしたね。ただ、東京都公文書館が出した都史紀要二十九「内藤新宿」が古文書学習に役立ちそうで、購入しました。それと、長谷川博己のお父様、長谷川堯著「建築逍遥」を買いました。私、ウイリアム・モリスが大好きなんですもの。

 のこりのGWは、読書三昧にします。眼が見えるうちに読んでおかなくちゃ。晩年の楽しみは図書館、なんて言えなくなるくらい、体も弱ってくるものです。最近は、膝ではなくて足首が痛くて。骨を鍛えているつもりなのに、がっかりですよ。でも、外に出るというのは、楽しみではあります。

 カフェでクラナカン食べたかったのになあ・・・。ああ、クラナカン、クラナカン・・・。

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