TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

北アルプス薬師岳その1

2015年05月21日 | Weblog
3連休させていただいて、申し訳ございませんでした。
おかげさまで、思いっきりリフレッシュさせていただきました。ありがとうございました。

そして僕はやっぱり山に行きました。
せっかくの3連休ですから、なるべくなら時間かけないと登れない山に行かなくちゃね。
何日も前から天気予報とにらめっこ。結局初日は雨がらみで、2日目は風が強いもののいい天気、3日目は気圧の谷の通過に伴い一時的に天気が崩れ、その後回復はするものの気温が一気に落ちるという予報です。

まず、風速20メートル近い風が吹くということで、足元のおぼつかない山は落ちたら死ぬのでヤメ。
いろいろ考えたけど、不安を抱えながら行くのも嫌だし、標高の低い山でテント張ってのんびり縦走なんていうのも悪くないかな。
なんて思っていました、少なくとも休みの前の日の夜までは…。

それではどこにしようかな。
とりあえず初日は雨だし、家でのんびり支度して2日目と3日目で出かけよう。
深夜0時を回った頃、最後にもう1度だけあの山の天気を調べてみよう…。

ん?これは?
好転してきたかも。
僕が考えているボーダーラインぎりぎりで行けるんじゃないかな?
よーし決めた行くぞー!
慌てて確実にパッキングして出発は午前2時。中央道入ってすぐに寝て、現地入りはお昼頃の予定です。
ちょうど雨も上がる頃かな?

こんな時、文句もいわず驚きもせず送り出してくれる女房には感謝しています。どうもありがとう(^^)
さて、そうと決まったらトコトン楽しもう。そして気を引き締めて行こう。

ということで、向かった先は北アルプス薬師岳。
冬でも割と登りやすい山ですが、なんせ山頂までが遠いのです。5月半ばとはいえ山そのものがまだ雪だらけです。
残雪期は残雪期特有の難しさがあると思います。
まず、登山道が出たり隠れたりして、どこをどう歩くかルートを自分で決めないとなりません。さらに、登って来たルートは降りる時に間違いなく状況が変わっています。つまり同じ道を戻れない可能性もあるということです。本当に本当に気を引き締めて行かないとなりません。

念のため事前の情報収集は済ませてありました。山小屋はまだ営業前ですし、アクセスポイントもまだ冬季通行止め。話によると別の登山口も途中で雪崩たらしく、登山口3km手前からのスタートです。
一応林道を管理している行政に電話で確認すると、現地はまだ冬季通行止め(トンネルがくぐれない)なので(でもトンネルまでは行ける)状況は分からないと。
雪崩た事実を話すと、『えっ?そうですか。ではその手前までは入れます。』ということでした。
仕方ない、最悪はそこから歩くしかないな…。
ところが、現場にさしかかるとなんとブルドーザーで今まさに片側が除雪されようとしています。
きっと行政が手を回してくれたのでしょう。
作業員に話すと、不思議そうな顔で道をあけてくれました。
思いがけず、第一関門突破です。

雨は最後にザッと降って止みました。時間通りです。ここまではうまく行っています。
車の鍵を閉め忘れて登り始めて、戻って来てピッと押すと逆に閉まっちゃったりしたことも何回かあるので、念入りにチェック。
今回は3日間ですから、ミスは許されませんね。確認してスタート。

登山届けを出して、山に足を踏み入れるやいなや、倒木の嵐。雪の重みに耐えきれなかった樹木が信じられないほど行く手を阻みます。
バキバキいって強行突破していきます。
さて、登り始めるとすぐに雪だらけです。中途半端に溶けているので踏み抜いたり、グチャグチャだったり、どこを歩いているのか分からなくなったりします。
確実に地図だけでは無理です。
昔の人はすごいなぁ… 今はGPSという文明の力があるから僕みたいな人間でもなんとかなるけど。

さてさて、この先何が起こるのか…。肉体と神経をすり減らしながら、その2へ続きます…。
コメント
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