同室になった方は65歳だそうです。
接客業を某有名百貨店でされていたそうで、今でも現役。
お知り合いやお友達がかなり多いようで、その話の面白いこと面白いこと。
僕も接客業ではあるけれど、今となっては僕に指導してくれる人はお金を出さないと皆無。
自分で考え自分で実践していくしかないのです。
そんな中、まさか山小屋が寺子屋に変わるとは(笑)。もちろん僕は僕のやり方や考え方があるけれど、世間の皆さんはその辺をどう切り抜けてきたのかとても知りたい。
人生の先輩は嫌な顔ひとつせず、こと細かにお話ししてくださいました。いや~お話しとても為になりました。本当にありがとうございました。
山に行くと、たくさんの人と出会い様々な感情を持ちます。自分が解放されて感受性が高まるからでしょうか。良いにつけ悪いにつけ、とても勉強になります。いろんな立場の方がいて、面白いです。
普段は山の話になるけれど(もちろん山の話もしますよ)、今日はそういう意味でも来て良かったです。
先輩の凄いところは、ちゃんと僕の話も聞いてくれることと否定しないこと。
生意気に登り方のコツを僕が話したら、身を乗り出して聞いてくれていました。
先輩は脚がつると言って、小屋のスタッフにちょっと話したら、常駐の山岳パトロールの彼が登場してきて細かくその原因を話してくれました。
先輩はそれをメモしていました。これって大切ですよね。自分にとっても大事ですが、教えてくれた方にも好印象ですし。
試供品のアミノバイタルを提供してくれて、先輩はそれを服用していました。水に溶かすタイプのものは半分僕に分けてくれました。
うーん…。素晴らしい人だ。
もっと凄いところは、帰ったら礼状を書くと言っていたこと。そこまでする人はほとんどいないですよね。
勉強になります。
20時を回ったところで話を切り上げ床につくことにしました。
翌朝起きるとやはり荒天。
雨は弱いものの霧が深く、風も強いです。
朝食を済ませると今日の行程についてあちらこちらから話が出ています。
先輩はこのまま来た道を戻って下山するということです。僕は唐松縦走のつもりでいました。
支度が済んで、山岳パトロールの彼に唐松岳への縦走路について訪ねました。すると…。
『僕がガイドするとすれば、今日は間違いなく遠見尾根を下りましょうと言います』と。遠見尾根とは来た道のことです。
『ただ止めはしませんが、十分気をつけて。岩がとても滑りやすい鎖場が最後にあります』と。
うーん…。
悩みながらもスタートします。
先輩に別れを告げ、ガッチリ握手して歩き始めます。
やがて唐松縦走路との分岐に来ました。登りたいけど、このガスの中行くことに登頂以外の何の意味があるのか。
すんでのところできびを返し、遠見尾根を下ることにしました。
これでいいんだ。
また来れば良い。晴れていれば唐松岳は素晴らしいところなのだから。
雨の中、写真を撮りながらゆっくりと下って行きます。急ぐ必要は全くないのです。むしろ早すぎる下山になります。
途中で腰掛けていると…。
あれ?(笑)先輩。
『いや~なんでいるの?』
『ははははは、唐松やめました』
『ところで、脚のつったところはどうですか?』
『あ、全く大丈夫。高橋さんに教わった通りやってみました。すると全く違和感なく休憩もとらずに来れました』
さっそく実践してくれたんですね。出来る男はそういうところが違うのですね。再び激しく会話しながら下山します。さんざん大騒ぎしたのにね。
いよいよ本当にお別れの時が来ました。でもFacebookで友達になったので、今度はそちらで話の続きが出来ますね。
僕は車に戻り、うどんを作って食べました。温泉が10時からなので、のんびりと片付けをします。
そして僕にはもう一つ予定があります。昔、スキー時代の仲間の一人が白馬に住んでいます。彼の仕事が終わるのを待って、久しぶりに会おうということになっているのです。
なが~い時間をだらだらと車で過ごして、18時過ぎにやっと会うことが出来ました。いやー久しぶり。
つのる話はいろいろとありましたが、とても元気にやっているようで安心しました。
さんざん飲んで食べて満足しました。
帰りはここから5時間かかりますが、途中で3回も寝てしまい家に着いたのはすっかり朝でした。
おしまい。
接客業を某有名百貨店でされていたそうで、今でも現役。
お知り合いやお友達がかなり多いようで、その話の面白いこと面白いこと。
僕も接客業ではあるけれど、今となっては僕に指導してくれる人はお金を出さないと皆無。
自分で考え自分で実践していくしかないのです。
そんな中、まさか山小屋が寺子屋に変わるとは(笑)。もちろん僕は僕のやり方や考え方があるけれど、世間の皆さんはその辺をどう切り抜けてきたのかとても知りたい。
人生の先輩は嫌な顔ひとつせず、こと細かにお話ししてくださいました。いや~お話しとても為になりました。本当にありがとうございました。
山に行くと、たくさんの人と出会い様々な感情を持ちます。自分が解放されて感受性が高まるからでしょうか。良いにつけ悪いにつけ、とても勉強になります。いろんな立場の方がいて、面白いです。
普段は山の話になるけれど(もちろん山の話もしますよ)、今日はそういう意味でも来て良かったです。
先輩の凄いところは、ちゃんと僕の話も聞いてくれることと否定しないこと。
生意気に登り方のコツを僕が話したら、身を乗り出して聞いてくれていました。
先輩は脚がつると言って、小屋のスタッフにちょっと話したら、常駐の山岳パトロールの彼が登場してきて細かくその原因を話してくれました。
先輩はそれをメモしていました。これって大切ですよね。自分にとっても大事ですが、教えてくれた方にも好印象ですし。
試供品のアミノバイタルを提供してくれて、先輩はそれを服用していました。水に溶かすタイプのものは半分僕に分けてくれました。
うーん…。素晴らしい人だ。
もっと凄いところは、帰ったら礼状を書くと言っていたこと。そこまでする人はほとんどいないですよね。
勉強になります。
20時を回ったところで話を切り上げ床につくことにしました。
翌朝起きるとやはり荒天。
雨は弱いものの霧が深く、風も強いです。
朝食を済ませると今日の行程についてあちらこちらから話が出ています。
先輩はこのまま来た道を戻って下山するということです。僕は唐松縦走のつもりでいました。
支度が済んで、山岳パトロールの彼に唐松岳への縦走路について訪ねました。すると…。
『僕がガイドするとすれば、今日は間違いなく遠見尾根を下りましょうと言います』と。遠見尾根とは来た道のことです。
『ただ止めはしませんが、十分気をつけて。岩がとても滑りやすい鎖場が最後にあります』と。
うーん…。
悩みながらもスタートします。
先輩に別れを告げ、ガッチリ握手して歩き始めます。
やがて唐松縦走路との分岐に来ました。登りたいけど、このガスの中行くことに登頂以外の何の意味があるのか。
すんでのところできびを返し、遠見尾根を下ることにしました。
これでいいんだ。
また来れば良い。晴れていれば唐松岳は素晴らしいところなのだから。
雨の中、写真を撮りながらゆっくりと下って行きます。急ぐ必要は全くないのです。むしろ早すぎる下山になります。
途中で腰掛けていると…。
あれ?(笑)先輩。
『いや~なんでいるの?』
『ははははは、唐松やめました』
『ところで、脚のつったところはどうですか?』
『あ、全く大丈夫。高橋さんに教わった通りやってみました。すると全く違和感なく休憩もとらずに来れました』
さっそく実践してくれたんですね。出来る男はそういうところが違うのですね。再び激しく会話しながら下山します。さんざん大騒ぎしたのにね。
いよいよ本当にお別れの時が来ました。でもFacebookで友達になったので、今度はそちらで話の続きが出来ますね。
僕は車に戻り、うどんを作って食べました。温泉が10時からなので、のんびりと片付けをします。
そして僕にはもう一つ予定があります。昔、スキー時代の仲間の一人が白馬に住んでいます。彼の仕事が終わるのを待って、久しぶりに会おうということになっているのです。
なが~い時間をだらだらと車で過ごして、18時過ぎにやっと会うことが出来ました。いやー久しぶり。
つのる話はいろいろとありましたが、とても元気にやっているようで安心しました。
さんざん飲んで食べて満足しました。
帰りはここから5時間かかりますが、途中で3回も寝てしまい家に着いたのはすっかり朝でした。
おしまい。