TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

ダイヤモンドトレイル(大阪) その3 深夜の階段地獄

2017年05月19日 | Weblog
電車の乗り換え地獄から解放され、やっとスタートラインに立てました。
新幹線を予定通りに乗らなかったところから歯車が狂いはじめ、地下鉄に乗ろうと思っていたら、ICカードを持ってくるのを忘れてきたのに気が付きました。そのかわりにTポイントカードが入っていました。

まったく分からない地名の羅列に見たことの無い券売機。隣の人に尋ねたり、車掌さんに行き先を確認したり、急行券がうまく買えずにそのまま車内で買うことになったりしました。
でもその都度みなさん優しかったです。ありがとうございます。

さっ、それではお話の続きいきますね。

『かみのたいし~』ローカルな電車がローカルな駅に着きました。
大阪ってとても小さいみたいです。ちょっと移動したらこんなふうになるんですね。

その駅に降り立った人間は僕一人だけでした。
あれれ?どっちに行ったらいいんだ?
そこに駅員さん発見。『すみませーん、二上山の方に行くにはどちらから出れば良いのでしょうか』
すると『今からですか!』
でも丁寧に教えてくれました。

駅を出たらアクセスポイントまでタクシーを使い、そこをスタートラインにしようと思っていました。
なんせ行程が長いのでここは割愛しないと計画通りに歩くことはできないと考えたからです。
ところが、タクシーなんてものは一台も見当たりません。
女房の顔がふと浮かんで来ました。『タクシーいなかったらどうするの?』と聞かれたことを思い出しました。
『その時は歩くんだよ』と強がって答えました。
だいたいね、タクシーなんてものは深夜になると駅にいるんだよ。大阪だぜ~。
… 僕が間違っていました。

ふとセブンイレブンの看板が遠くの闇の中に光るのを見つけました。
まずはお腹にチャージして、そこからタクシーを呼ぼう。

『すみません、このへんのタクシーは夜中でも動いてくれますか?』
『このあたりは遅い時間になると来ないんですよ』
な、な、なにぃー?
『ちなみにここら辺のタクシー会社ってなんていう会社ですか?』
『ここら辺にタクシー会社はないので…』と言ったっきり言葉につまってしまいました。

なるほど。
またまた女房の顔が浮かんできました。『だから心配してたのよぉ』。
はい、どうやらそのようです。
歩きます、歩くしかないでしょ。
1つ早い新幹線に乗ったおかげで30分早く現地に着いたので、多少気持ちは楽だったような気がします。

それでも最初のアクセスポイントまで1時間じゃきかないほど歩いたかな。
車もほとんど通らず、ましてやタクシーなんてものは一台も通らないです。歩いていればタクシー拾えるかな?なんて思わない方が良いですね。

だいぶ歩いてあと15分ぐらいで最初のアクセスポイントに着くかなというところでタクシーが目の前を通りました。
もういいです。早く行って下さい。

午前1時過ぎに最初のアクセスポイントに到着しました。
一旦身支度を整え、山仕様になります。写真を撮ってトイレを済ませ。軽く食べます。
では行きますよ。

暗闇をヘッドライトで照らしながら歩いていると、犬が遠くで吠えています。吠えながらずっと山の奥から付いてきます。
イヤだなぁ…。
距離感が変わらぬままずっとずっと吠えています。
ん?なんか様子が違うぞ?
犬じゃありませんでした。
カエルですよカエル。見てないから断言出来ませんが、カエルが鳴いてるんですね。吠えるように鳴くなんて、あー気持ち悪ぅ。

やがて次のポイントに着きました。
公園内にある寺跡の前で写真を撮らなければなりません。
山のかたわらにあるのでいきなりちょっと登ります。
真っ暗な中で何やってるの?って感じです。
だいたいお寺や神社って山の奥にあったりしますよね。そう感じないのは関東に住んでいるからかも知れないですね。

こういうところを深夜に巡るのは慣れが必要です。
おそらく普通に心霊スポットとか言われていると思いますよ。でもね、何も感じません。そういうのには否定的な人ですから。

そしてやがてルートは山中へと入って行きます。
ダイヤモンドトレイルは階段地獄だと聞いてきたのですが、それに加えて深夜の階段地獄となりました。
登っても登っても現れる階段に、思わず『怪談じゃなくてよかった』なんてバカげたことを考えたりしました。


まだまだ続きます。次の投稿を待ってて下さーい(^^)
コメント (1)
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