TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

雨巻山 (四山縦走)

2019年05月17日 | Weblog
昨日の神峰山に続いて登るのは、新関東百名山の「雨巻山」です。
前々から一度は登ってみたい山ではありましたが、なかなかその機会に恵まれず今日まで来ました。

お客様のエンド〇君が、先週先々週と連続で登ったという報告を受けてパチンとスイッチが入りました。

天気も優れないし、翌朝起きてから行ける近場の山だし、やっぱりここにしようと決めました。

前日、マッサージチェアで寝ただけだったので眠くなるのが早いです。
誰と約束している訳でもないので、何時と決めずに起きた時間で出発することにしました。

寝たのが19時半あたり。
こんなに早く寝たことなんて山小屋以外ではないですね。
目が覚めたら出ようと思っていました。

そして目覚めたのが午前4時。
コーヒーをポットに詰めて、家にあったドーナツ持って、コンビニでおにぎり1個だけ買って大川戸の駐車場を目指します。

4時半に家を出て、現地に着いたのが6時半。
昨日たまたま食事に家族と出かけたついでに買った低山用の登山靴を履いて、スタートしたのが6時52分。

大川戸登山口にある駐車場には雨巻山のガイドマップが備え付けられていました。

これによると「初心者は上りに利用してください」と書いてあるところがあります。
ということは足尾山から取り付くのがいいんだな?
よし、じゃ左巻きだ。

道はよく整備され登りやすいです。
足尾山沢コースというところに難所があるようです。
行ってみると、なるほど沢だから濡れているコケのついた岩場の通過ですね。

短いロープは濡れていて、たるんだ感じがするので握らずに行きました。
そのあとは沢から離れ、つづら折りの急登を登って行きます。

7時25分足尾山413.1m。
木々に囲まれた山頂には古びた板2枚を貼り付けただけのベンチがありました。
腰掛けてみると、これがなかなか良い感触で高さもちょうど良いです。

7時43分御嶽山433m。
鎖の付いた岩場を登りますが、下は土混じりで傾斜はあるもののストック着きながら登れるレベルでした。
このぐらいの気軽な難所は楽しくて良いですね。
山頂には大きめサイズのベンチが1つあり、北側の山が見えています。
まだあまり湿気を持たない南風が心地よいです。

先へ進みます。
「猪ころげ坂」というところに出くわしました。
イノシシが転がって落ちるほどの斜面だという意味なのでしょう(画像)。
見上げると30°ぐらいはありそうですね。
でも、登ってみると直登ではなくジグを切って登って行きますし、最大傾斜部分は大きく振りながらのつづら折りとなっていて、登りやすいです。

猪ころげの上部には丸太を裂いただけのベンチがあって、妙に尻にハマった気持ちよさです。ここから30分ほどで雨巻山に着く予定です。

8時43分雨巻山山頂533.3m。
ここでコーヒ&ドーナツ休憩します。
西側になるのかな?開けています。
雲多めながら展望もありました。

お客様のエンド〇君に山頂の画像を送りました。
すぐに返信があったんですけど、仕事大丈夫?(笑)

雨巻山の沢コースに行ってみてくれと言われたので、一度沢を降りて再び尾根に戻ることにしました。

つづら折りの急坂を下っていくと沢上部に水場がありました。水質はどうか分かりませんが、浄水器使えばいいと思います。

それからは半分沢の中、半分沢の脇を通る感じで下ります。滑りやすいのと虫が多いのがちょっとね。
ちょっとしたゴルジュ帯もありました。

尾根コースへ上がる分岐点から登り返します。なんだか黒い雲がやってきたように見えました。
ここで一気にギアを2つ上げ、ガンガン登りました。その先も得意な腰を使った大きなストロークでグイグイ行きます。
下りはスタタタタ〜とね。

三登谷山手前に展望が効くところがありました。
日光白根方面に雲から伸びる太い帯が見て取れます。あれは完全に土砂降りですね。

10時06分三登谷山山頂433m。
あとは下るだけなので、降られても負担は少ないと思い、おにぎりを出しました。
ムシャムシャやって、ちょっと合わないけどコーヒー飲みました。

すると下から登ってくる足音がします。

おじさん『こんにちはっと』
僕『こんにちは、お疲れ様です』
おじ『いや〜暑いね』
え?そうかなぁ・・・
僕『そ、そうですね。でもまだまだこれからですよね。お近くですか?』
おじ『そうそうここらへん。おたくは?』
僕『龍ケ崎です』
おじ『おー、よく通るよ。飛行機が好きでねぇ空港行く時に牛久大仏の脇通るよ』
僕『あ、ウチの近く通るには通行手形いりますよ』
おじ『ありゃ、わはははははは』
おじ『よく来るの?』
僕『初めてです。よく整備されていて初心者や中高年には人気ありそうですね』
おじ『そ。東京からバスで来るなんてのもあるし、12月にはトレランの大会もあるんだよ』
僕『え?ここで?狭くないですか?』
おじ『うん、だからその時来るとずっと端っこで待ってなきゃならないんだよ。ははははは』
僕『うちの方では宝篋山って山が同じように人気です』
おじ『へぇ〜、今日は靴を新しくしてね』
僕『あっ、僕もです』
おじ『キャラバンのなんだ。ちょっと広めじゃないとダメなんだよ』
僕『そんなに登ってたら長生きしちゃいますね(笑)』
おじ『だめだー下半身ばっかり元気になっちゃってさー』
と言って立ち上がったらポンポンの太鼓をお腹に乗せてました。なるほどー。
おじ『さ、んじゃ行くわ』
僕『はーい、楽しんで下さいね』
おじ『お〜、どうせまた明日も来るんだけとねぇ〜』
は?ゴールデンウィーク10連休ならぬ、人生365連休か!?

おじさんと別れたあとはマッハで下山。
40分の標準コースタイムを16分で下山し、帰路に着きました。

帰りは下道でのんびり。
かつて女房と関東ふれあいの道を歩いたところがどんどん現れて、懐かしく楽しかったことが思い出されました。続きはいつになったら行けるかな。


おしまい。

歩行距離 10km
17200歩
コメント
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