関東ふれあいの道、群馬県コースもいよいよ踏破する時が来ました。
最難関の群馬県。
何が最難関なのか、自分なりの感想を述べてみると・・・
はっきり言って整備が不十分(悪意はまったくありませんよ)そして土地が広くて全てを繋ぐことが困難ゆえ、連絡コースが多くさらに独立したコースもいくつも存在するのです。
つまり、連続で歩きにくいのです。
連絡コースもすべて歩く猛者もいらっしゃいますが、そのほとんどが里を歩くというものではなく、ただただ次のコースに行くにはここを歩くしかないというものです。
それが国道であったり、歩道がなかったりというようなレベルです。
そして、何通りもの計画を何度立ててもどうにもならないコースが残りました。
日本百名山の一つ「赤城山」の山頂と周りを巡るコース郡です。
何がって、ただ赤城山を西から東へ抜けるだけならいざ知らず、さらに数本のコースが入り乱れるように配置されているからです。
しかしながら、決められているものには従うのが作法。
嫌ならやらなければ良いだけのことです。
男なら、一度やると決めたことは簡単には諦めてはならないでしょう。
連休の時に一気にテントを担いで踏破する計画を練りました。
アクセスの方法、歩行距離から割り出す所要時間、高低差からくる疲労度などを計算するとなんと槍ヶ岳日帰りよりもキツい結果になりました。
かといって1つ1つやるにはアクセスが悪すぎます。廃線になったバス路線なんてどうすればよいのか。
さて、どうしたものか・・・。
そこで今まで導入してきたのが自転車。
ですが、アップダウンの多い地域ゆえ、使える場所はどうしても限られ、自転車を積み込むためには折り畳んで積み込み、寝る前に外にだし、コース終点に置いて始点に戻ったら積み込んで戻るのです。
楽じゃない作業です。
それが何コースかに渡った場合、回収は不可能に近い。
1日ではどうにもならないのです。
そりゃあ時間がある人は一つずつこなせばいいですが、それでは時間も経費もバカになりません。
160のコース、距離は1799kmもあるのですから。
極力連絡コースを歩かず、他の交通機関での移動を考えると、やはりタクシーが1番です。
また、機動力を上げるには隣接した宿泊施設の利用でしょう。
このコースだけはそうするしかないな・・・。
よし決めた。タクシー代12000円払うぞ。
宿も検討しよう。
仕事が忙しく、頭を悩ます時間が不十分で、そのタクシー会社に電話を入れるまでにもかなりの時間がかかっていました。
なるべく早い時間に赤城山の頂上付近まで行かないと、陽のあるうちに戻って来れない計算です。
僕『もしもし、わたらせ渓谷鐵道の水沼駅から赤城山のビジターセンターまで乗せていただきたいのですが』
長距離の時間外、べらぼうな売り上げになる美味しいお客だと思っていました。
ところが・・・
タクシー『あーそれは無理無理、うちはその辺をカバーしてないし、乗務員もそこまで早く出勤しないですから』
えっ?
ホームページに24時間365日って書いてあるけど・・・。
観光貸し切りタクシーもやってるって・・・。
そうか、やる気無しか。
『わかりました。それでは他の方法を考えます。ありがとうございました』
電話は呆気なく終わりました。
それからというもの、別の方法を模索するも、どうしても無理な計画になってしまうのです。
夜中に歩かないとダメなのか。
そのコースにもよりますが、群馬県の荒れたコースをヘッドライト1つではかなり難しいのです。
よし、宿泊だ。
1件目『明日ねぇ、東京に買い物に行かなければならないのよぉ。またの機会にお願いします』
2軒目『廃業』
3件目『あー明日は宿泊は受けてません』
はあー?
商売を舐めてるのか!
よし、あれを使おう。
最近、お客様のニクマ〇君に紹介してもらったキックボード。
いつも車に積んでおけるぐらい小さいし、下りなら何とかなるかも。
山頂付近からスピードを上げて下ってくれば時間的にもいけるはず。
それに折り畳めば電車にも載せられる。
別の駅からタクシー使おう。そしてコース終了地点から駅までキックボードで時間を節約すれば、何とかなりそうだ。
僕『大胡駅からビジターセンターまで行けますか?』
タクシー会社『・・・ 山を大きく周りますよ』
僕『そうですねぇ、分かっています』
タクシー会社『前橋駅なら赤城山まで近いしタクシーがいくらでも常駐してますから』
僕『無理なんですか? 無理ならけっこうです』
タクシー会社『あ、はいすみません』ガチャ。
おーい!
だめだ。無理だ。
明日は雨も降りそうだし、行くのはやめて1日かけて研究するか・・・。
夜も更けて午前0時。
そういえば前に赤城山登った時に写真と撮ったけど、そこにコースポイントの写真無かったかな?
1度登ってるんだからそれさえあればわざわざ2度目を登らなくてもいいんだけど。
パソコンを立ち上げて、膨大な写真の中から7年前の赤城山のフォルダを見つけました。
1枚ずつ見ていくと・・・
あ!あった!
しかも自分入りだ!
それにしてもなんという奇跡だ!
ここが鬼門だっただけに、天から神が降りてきた気分でした。
『おお、GOD』
そしてあっという間にイメージが出来上がった僕は、午前1時に家を出たのであります。
その2へ続きます。
最難関の群馬県。
何が最難関なのか、自分なりの感想を述べてみると・・・
はっきり言って整備が不十分(悪意はまったくありませんよ)そして土地が広くて全てを繋ぐことが困難ゆえ、連絡コースが多くさらに独立したコースもいくつも存在するのです。
つまり、連続で歩きにくいのです。
連絡コースもすべて歩く猛者もいらっしゃいますが、そのほとんどが里を歩くというものではなく、ただただ次のコースに行くにはここを歩くしかないというものです。
それが国道であったり、歩道がなかったりというようなレベルです。
そして、何通りもの計画を何度立ててもどうにもならないコースが残りました。
日本百名山の一つ「赤城山」の山頂と周りを巡るコース郡です。
何がって、ただ赤城山を西から東へ抜けるだけならいざ知らず、さらに数本のコースが入り乱れるように配置されているからです。
しかしながら、決められているものには従うのが作法。
嫌ならやらなければ良いだけのことです。
男なら、一度やると決めたことは簡単には諦めてはならないでしょう。
連休の時に一気にテントを担いで踏破する計画を練りました。
アクセスの方法、歩行距離から割り出す所要時間、高低差からくる疲労度などを計算するとなんと槍ヶ岳日帰りよりもキツい結果になりました。
かといって1つ1つやるにはアクセスが悪すぎます。廃線になったバス路線なんてどうすればよいのか。
さて、どうしたものか・・・。
そこで今まで導入してきたのが自転車。
ですが、アップダウンの多い地域ゆえ、使える場所はどうしても限られ、自転車を積み込むためには折り畳んで積み込み、寝る前に外にだし、コース終点に置いて始点に戻ったら積み込んで戻るのです。
楽じゃない作業です。
それが何コースかに渡った場合、回収は不可能に近い。
1日ではどうにもならないのです。
そりゃあ時間がある人は一つずつこなせばいいですが、それでは時間も経費もバカになりません。
160のコース、距離は1799kmもあるのですから。
極力連絡コースを歩かず、他の交通機関での移動を考えると、やはりタクシーが1番です。
また、機動力を上げるには隣接した宿泊施設の利用でしょう。
このコースだけはそうするしかないな・・・。
よし決めた。タクシー代12000円払うぞ。
宿も検討しよう。
仕事が忙しく、頭を悩ます時間が不十分で、そのタクシー会社に電話を入れるまでにもかなりの時間がかかっていました。
なるべく早い時間に赤城山の頂上付近まで行かないと、陽のあるうちに戻って来れない計算です。
僕『もしもし、わたらせ渓谷鐵道の水沼駅から赤城山のビジターセンターまで乗せていただきたいのですが』
長距離の時間外、べらぼうな売り上げになる美味しいお客だと思っていました。
ところが・・・
タクシー『あーそれは無理無理、うちはその辺をカバーしてないし、乗務員もそこまで早く出勤しないですから』
えっ?
ホームページに24時間365日って書いてあるけど・・・。
観光貸し切りタクシーもやってるって・・・。
そうか、やる気無しか。
『わかりました。それでは他の方法を考えます。ありがとうございました』
電話は呆気なく終わりました。
それからというもの、別の方法を模索するも、どうしても無理な計画になってしまうのです。
夜中に歩かないとダメなのか。
そのコースにもよりますが、群馬県の荒れたコースをヘッドライト1つではかなり難しいのです。
よし、宿泊だ。
1件目『明日ねぇ、東京に買い物に行かなければならないのよぉ。またの機会にお願いします』
2軒目『廃業』
3件目『あー明日は宿泊は受けてません』
はあー?
商売を舐めてるのか!
よし、あれを使おう。
最近、お客様のニクマ〇君に紹介してもらったキックボード。
いつも車に積んでおけるぐらい小さいし、下りなら何とかなるかも。
山頂付近からスピードを上げて下ってくれば時間的にもいけるはず。
それに折り畳めば電車にも載せられる。
別の駅からタクシー使おう。そしてコース終了地点から駅までキックボードで時間を節約すれば、何とかなりそうだ。
僕『大胡駅からビジターセンターまで行けますか?』
タクシー会社『・・・ 山を大きく周りますよ』
僕『そうですねぇ、分かっています』
タクシー会社『前橋駅なら赤城山まで近いしタクシーがいくらでも常駐してますから』
僕『無理なんですか? 無理ならけっこうです』
タクシー会社『あ、はいすみません』ガチャ。
おーい!
だめだ。無理だ。
明日は雨も降りそうだし、行くのはやめて1日かけて研究するか・・・。
夜も更けて午前0時。
そういえば前に赤城山登った時に写真と撮ったけど、そこにコースポイントの写真無かったかな?
1度登ってるんだからそれさえあればわざわざ2度目を登らなくてもいいんだけど。
パソコンを立ち上げて、膨大な写真の中から7年前の赤城山のフォルダを見つけました。
1枚ずつ見ていくと・・・
あ!あった!
しかも自分入りだ!
それにしてもなんという奇跡だ!
ここが鬼門だっただけに、天から神が降りてきた気分でした。
『おお、GOD』
そしてあっという間にイメージが出来上がった僕は、午前1時に家を出たのであります。
その2へ続きます。