菊水山を降りると天王吊橋がありました。
吊橋は国道428号をまたぎます。
朝の通勤でしょうか、けっこうな車の量でした。
完全に明るくなった鍋蓋山では紅葉が目につきました。
女房がそろそろ起きる頃なのでLINEしておきます。
その内容は『疲労感が半端ない』ということでした。
かなり弱気になっています。
これほどの時間が経っているのに、4つに折り返した地図のまだ最初のページなのです。
本気で『無理かもしれない』と思いました。
再度山(ふたたびさん)を越えると、道は一気に高度を下げました。
そしてロープウェイとケーブルでもアクセス出来る摩耶山(まやさん)に登って行きます。
さすがにここは長かったです。
稲妻坂の途中椅子のようにきれいに平になった岩に腰掛けました。
あとから来た登山者に『もう少し』とにっこりしながら言われました。
もう少しじゃないのは分かっています。
ある登山入門サイトで『他の登山者のもう少しは全くあてにならない』と記述があったのを思い出しました。
まだ1時間以上かかりますよね。
さらに僕の終わりは摩耶山山頂じゃない⋯。
さらに摩耶山山頂手前で40代ぐらいの方に軽くパスされました。
速いです。
あれに比べると僕の歩みは亀か、それともミミズかって感じました。
結局この登りがボディブローのようにじわじわと僕にダメージを加えてきた攻撃にとどめを刺しました。
本気でダメかなと思いました。
僕をパスした方たちがくつろいでいるであろう「掬星台(きくせいだい)」はスルーしてよろよろと先に進みました。
それでも摩耶山の三角点だけはゲットしました。
ここで計画していたコースタイムと実際を比べてみました。
えっ? なんと1時間ほど早いのです。
ま、まさかと思いました。
六甲山の地図全体のコースタイムが甘いのでしょう。
よかった。まだ望みはあるかも知れない⋯ と感じた瞬間でもありました。
ほとんど観光地と言っていいところをどんどん抜けて行きます。
当然舗装路も多くなり、一気にスピードは上がりました。
主峰の六甲山最高峰は931.3m、縦走路から外れたところから激しい登りなんだろうなと思いましたが、驚くほどあっさりと舗装路と軽い未舗装を歩いておしまいでした。
一応ここは日本三百名山に指定されています。
六甲山最高峰を過ぎても舗装路は続き、山道はそれに沿うようにとりあえず付けられたようなものでした。
ここで一気に2時間近くのアドバンテージを得ました。
完走はほぼ間違いなく行けるでしょうと思ったのもこの辺りでした。
水無山に向かう辺りからまた山道になりましたが、最高峰を過ぎているので全般的には下り基調となるはずです。
船坂峠まで下り、ふたたび大平山道に向かいますが、ここの登りもそれ程でもなくこの後の小さなピークも分からないうちに通過しているといった状況でした。
行ける!
行けるぞ俺。
その4へ続きます。
吊橋は国道428号をまたぎます。
朝の通勤でしょうか、けっこうな車の量でした。
完全に明るくなった鍋蓋山では紅葉が目につきました。
女房がそろそろ起きる頃なのでLINEしておきます。
その内容は『疲労感が半端ない』ということでした。
かなり弱気になっています。
これほどの時間が経っているのに、4つに折り返した地図のまだ最初のページなのです。
本気で『無理かもしれない』と思いました。
再度山(ふたたびさん)を越えると、道は一気に高度を下げました。
そしてロープウェイとケーブルでもアクセス出来る摩耶山(まやさん)に登って行きます。
さすがにここは長かったです。
稲妻坂の途中椅子のようにきれいに平になった岩に腰掛けました。
あとから来た登山者に『もう少し』とにっこりしながら言われました。
もう少しじゃないのは分かっています。
ある登山入門サイトで『他の登山者のもう少しは全くあてにならない』と記述があったのを思い出しました。
まだ1時間以上かかりますよね。
さらに僕の終わりは摩耶山山頂じゃない⋯。
さらに摩耶山山頂手前で40代ぐらいの方に軽くパスされました。
速いです。
あれに比べると僕の歩みは亀か、それともミミズかって感じました。
結局この登りがボディブローのようにじわじわと僕にダメージを加えてきた攻撃にとどめを刺しました。
本気でダメかなと思いました。
僕をパスした方たちがくつろいでいるであろう「掬星台(きくせいだい)」はスルーしてよろよろと先に進みました。
それでも摩耶山の三角点だけはゲットしました。
ここで計画していたコースタイムと実際を比べてみました。
えっ? なんと1時間ほど早いのです。
ま、まさかと思いました。
六甲山の地図全体のコースタイムが甘いのでしょう。
よかった。まだ望みはあるかも知れない⋯ と感じた瞬間でもありました。
ほとんど観光地と言っていいところをどんどん抜けて行きます。
当然舗装路も多くなり、一気にスピードは上がりました。
主峰の六甲山最高峰は931.3m、縦走路から外れたところから激しい登りなんだろうなと思いましたが、驚くほどあっさりと舗装路と軽い未舗装を歩いておしまいでした。
一応ここは日本三百名山に指定されています。
六甲山最高峰を過ぎても舗装路は続き、山道はそれに沿うようにとりあえず付けられたようなものでした。
ここで一気に2時間近くのアドバンテージを得ました。
完走はほぼ間違いなく行けるでしょうと思ったのもこの辺りでした。
水無山に向かう辺りからまた山道になりましたが、最高峰を過ぎているので全般的には下り基調となるはずです。
船坂峠まで下り、ふたたび大平山道に向かいますが、ここの登りもそれ程でもなくこの後の小さなピークも分からないうちに通過しているといった状況でした。
行ける!
行けるぞ俺。
その4へ続きます。