乗り継ぎに失敗しないように頑張りました。
分からないところはためらわず駅員さんに聞きます。
スタート地点の須磨浦公園駅に着いたのが23時40分、『やった!少し時間的にアドバンテージあるぞ』と思ったのも束の間でした。
あてにしていたコンビニが⋯ない。
慌てて調べるとなんとここから2kmほど逆方向に歩いたところにあるようです。
このまま進んで何処かで⋯ とも思いましたが、もし万が一無かった場合は確実にリタイアとなります。
ここは仕方がないと割り切ってコンビニまで歩きました。
『駅に併設されているはずなのになぁ』
それはJRの須磨浦という駅でした。
ああ、なんという勘違い。
しかも営業は23時で終わっていました。
オーマイガー。
急いで近くに他のコンビニがないか調べます。
なんとか駅前にあると分かってほっとしました。
適当に飲み物とパンを慌ただしくカゴに入れます。
レジに行くと店員さんの関西弁が新鮮でした。
このまま歩いてスタート地点に戻ると時間にロスが出るので、駅前に停まっていたタクシーに乗ることにしました。
夜間料金で770円、運転手さんに1000円払ってお釣りは受け取りませんでした。
運転手さんだって真夜中まで働いてやっと来たお客がワンメーターだったらちょっとね。
お茶代にして下さい。
ささ、行きますよ。
真っ暗な公園を抜けていくと、いきなり登りが始まります。
高くはないけれど、何回も何回も登らせては下らせ市街地を歩かせられたかと思うとまた山に入らせる。それが六甲全山縦走の序盤でした。
こんな過酷な(自分にとってはけっこうキツいです)ことを縦走大会ではやってるんですね。
自分が初めて気が付いたのは、登りにあまり強くないってこと。
強い人が羨ましいです。
いろいろ行ってる割には全然強くならず、うずくまりながらになることは普通にいつも。
だからなのか、一人でうろたえているのを見られずに登るのが好きなのかもしれませんね。
やがて「馬の背」と呼ばれる名所に出ました。
真っ暗で風が強いので落ちたり怪我をしたりしないように気を付けながら進みます。
「馬の背」というだけあってナイフリッジなところを通過します。
明るければ黄土色のザレと白灰色の花崗岩の岩肌と、ぞくぞくするような高度感、神戸のビル群、そして海が眼下に広がったことでしょう。
ただ、裏腹に夜景は美しかったのは言うまでもありません。
助かったというか、ラッキーだったのは雨が早めに上がってくれた事。
当初の予報では朝方まで雨だったけれど、だんだん上がるのが早い予報になり、最終的には現地に着くと上がっていました。
今回の荷物は娘のところに一泊するので、荷物が多くなりました。
ゆえにザックも大きめになり、重さは10kgほどです。
雨対策もあってかさばりました。
お土産の豚まんを入れるスペースも欲しかったですしね。
さて、この重みに最後まで耐えられるか心配です。
寝ていないので本調子は出ないとは思いますが、なんとか成功させて今回も達成感を楽しみたいと思います。
鉢伏山、旗振山、鉄枴山、栂尾山、横尾山と一つ一つは軽い山でもこれだけ連続で登らされるとけっこうな疲労感となります。
そこへ来ての馬の背でした。
さらに東山、高取山を越えるまでが「須磨アルプス」と言われている連山です。
降りていくとまた住宅地を抜けます。
けっこう長かったです。
鴨越駅から脇道へ入ると再び山道になります。
辛く感じた登りをこなし、なんとか菊水山にたどり着きました。
ここで空が白んできました。
驚いたのはまだ夜も明けきらないこの菊水山の山頂に数人いたことです。
そしてどんどん集まる人。
なんだ、なんなんだ。
ゆっくりしたかったですが、あまりにたくさんの人が集まりはじめて、呪文でも唱えはじめたら恐いので、すぐに腰を上げてまた進み始めました。
その3へ続きます。
分からないところはためらわず駅員さんに聞きます。
スタート地点の須磨浦公園駅に着いたのが23時40分、『やった!少し時間的にアドバンテージあるぞ』と思ったのも束の間でした。
あてにしていたコンビニが⋯ない。
慌てて調べるとなんとここから2kmほど逆方向に歩いたところにあるようです。
このまま進んで何処かで⋯ とも思いましたが、もし万が一無かった場合は確実にリタイアとなります。
ここは仕方がないと割り切ってコンビニまで歩きました。
『駅に併設されているはずなのになぁ』
それはJRの須磨浦という駅でした。
ああ、なんという勘違い。
しかも営業は23時で終わっていました。
オーマイガー。
急いで近くに他のコンビニがないか調べます。
なんとか駅前にあると分かってほっとしました。
適当に飲み物とパンを慌ただしくカゴに入れます。
レジに行くと店員さんの関西弁が新鮮でした。
このまま歩いてスタート地点に戻ると時間にロスが出るので、駅前に停まっていたタクシーに乗ることにしました。
夜間料金で770円、運転手さんに1000円払ってお釣りは受け取りませんでした。
運転手さんだって真夜中まで働いてやっと来たお客がワンメーターだったらちょっとね。
お茶代にして下さい。
ささ、行きますよ。
真っ暗な公園を抜けていくと、いきなり登りが始まります。
高くはないけれど、何回も何回も登らせては下らせ市街地を歩かせられたかと思うとまた山に入らせる。それが六甲全山縦走の序盤でした。
こんな過酷な(自分にとってはけっこうキツいです)ことを縦走大会ではやってるんですね。
自分が初めて気が付いたのは、登りにあまり強くないってこと。
強い人が羨ましいです。
いろいろ行ってる割には全然強くならず、うずくまりながらになることは普通にいつも。
だからなのか、一人でうろたえているのを見られずに登るのが好きなのかもしれませんね。
やがて「馬の背」と呼ばれる名所に出ました。
真っ暗で風が強いので落ちたり怪我をしたりしないように気を付けながら進みます。
「馬の背」というだけあってナイフリッジなところを通過します。
明るければ黄土色のザレと白灰色の花崗岩の岩肌と、ぞくぞくするような高度感、神戸のビル群、そして海が眼下に広がったことでしょう。
ただ、裏腹に夜景は美しかったのは言うまでもありません。
助かったというか、ラッキーだったのは雨が早めに上がってくれた事。
当初の予報では朝方まで雨だったけれど、だんだん上がるのが早い予報になり、最終的には現地に着くと上がっていました。
今回の荷物は娘のところに一泊するので、荷物が多くなりました。
ゆえにザックも大きめになり、重さは10kgほどです。
雨対策もあってかさばりました。
お土産の豚まんを入れるスペースも欲しかったですしね。
さて、この重みに最後まで耐えられるか心配です。
寝ていないので本調子は出ないとは思いますが、なんとか成功させて今回も達成感を楽しみたいと思います。
鉢伏山、旗振山、鉄枴山、栂尾山、横尾山と一つ一つは軽い山でもこれだけ連続で登らされるとけっこうな疲労感となります。
そこへ来ての馬の背でした。
さらに東山、高取山を越えるまでが「須磨アルプス」と言われている連山です。
降りていくとまた住宅地を抜けます。
けっこう長かったです。
鴨越駅から脇道へ入ると再び山道になります。
辛く感じた登りをこなし、なんとか菊水山にたどり着きました。
ここで空が白んできました。
驚いたのはまだ夜も明けきらないこの菊水山の山頂に数人いたことです。
そしてどんどん集まる人。
なんだ、なんなんだ。
ゆっくりしたかったですが、あまりにたくさんの人が集まりはじめて、呪文でも唱えはじめたら恐いので、すぐに腰を上げてまた進み始めました。
その3へ続きます。