TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

関東百名山100座目『天上山』その6

2019年11月09日 | Weblog
見たかった「不動池」のあとは「新東京百景展望地」に行くことにしました。
そこから「裏砂漠」へ行ってみようと思っています。

どうやら新東京百景というものが存在するらしいです。当然、百名山と同じようにそれを巡っている人もいるはずですね。

伊豆諸島を望むことが出来るこの場所は、天上山という「天に近い場所」にいると、ここだけではなくすべてが天国のようです。
とても美しい景観でした。

ウラジロやクロマツの茂る道を進むと、足元が砂地になってきました。
もともと砂地なんですけど、ここの砂はまるで小麦粉のようにとてもキメ細かいのです。

ウラジロはシダ類の南方に生息する植物です。登山道にウラジロが茂っているのは関東ではほとんど見ないです。

さてこのウラジロ、面白い事がわかりました。
以下Wikipediaからの引用です。
『毎年出る一対になったものを「葉」と標記しているが、厳密には正しくない。それだと地上に立ち上がっている部分が茎でなければならない。しかし、実際にはこれは間違いなく葉柄であり、毎年出る部分は羽状複葉を構成する羽片である。つまり、二回羽状複葉の葉が毎年一対の羽片ずつ展開しているようなものである。ただし、大きな違いはその先端に分裂組織があって、そこで新たな羽片が作られている、という点である』

つまり葉の先、髪の毛で言えば毛先から伸びていく感覚ですね。

『一般の維管束植物では先端成長のための分裂組織は茎と根にあって、葉には存在しない。葉は茎の成長の際にそこで完全に作られ、その後に展開するだけである。これらはシダ植物が維管束植物の古い形態を残している例とされる。』とも書いてありました。

僕のイメージではシダ類は古代からあるものという認識で、そんな登山道を歩くのはちょっと違った気分でした。

「裏砂漠」に着きました。
おお、なんだこれは。
どうしてこうなったんだ。
僕は月に行ったことはありませんが、これを「月の地形のようだ」と表現するのも分かるような気がします。

さらにその先に「裏砂漠展望地」があり、ここにはテーブルとベンチが備え付けられていました。
ちょうど風も避けられて食事休憩にはとても良いと思いました。

裏砂漠に来たのだから表砂漠にも足を運ぼうと思います。


その7へ続きます。
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関東百名山100座目『天上山』その5

2019年11月09日 | Weblog
来たー!
来ましたよ100座目、天上山。

関東百名山という「山と渓谷社」が定めたものですが、それを自分の指標にするかしないかはその人の自由。
日本百名山だって、『ただの山好きなおじさんが勝手に決めたものなんだから』と言う人もいます。

じゃ自分で決められるか?
登ったことがない山々に優劣つけられるか? となったとき、提案してくれた人が発信してくれただけのことで、文句がある人は好きなところに勝手に登ればいいのです。

何か言うなら自分で登ってみてから「私の百名山」を選定すればいいのです。

山を登り始めた時、ただただ登る作業に気持ちが持っていかれてました。
ところがあちこち出かけるうちにそれは「旅」になりました。
旅には計画が付きものです。電車に乗ることすら滅多になかった僕が新幹線に乗り、ローカル線に乗り、一日数本しかないバスに乗り、飛行機に乗り、1万円以上払ってタクシーにも乗った⋯。
そして今度は船。

僕にとってはちょっとした冒険でした。
少ない休みのほとんどを費やし、寝る時間を削ってでも行きました。登りました。

いろんな人に出会いました。
いろんなものを食べました。
いろんな温泉に入りました。
いろんな蕎麦を食べました。
いろんな景色を見ました。
いろんなトラブルがありました。
いろんな生き物を見ました。
いろんな花を見ました。
そして、いろんな思いをいだきました。

人はいつか死んでしまう。
それは数十年後かもしれないし、数日後かもしれません。
気楽に過ごすのもよし。
あくせく動き回るのもよし。
ただ僕は今これがやりたいだけ、ここに登りたいだけ。
他人が見たら「山なんか登って疲れるだけだろ」なんて笑うかもしれないけど、僕は君じゃないし君は僕じゃない。お互い勝手にやればいいじゃないですか。
ね。

なーんて変なことを考えながらここに立ちました。

僕が選んだ今日は僕にとって忘れられない素晴らしい日になりました。
誰も居ない山頂、誰も祝福してくれなくていいのです。
そして一人で叫びました『やったぜベイビー』(古い?いいんだよ、それがまた)

写真を撮ろうと思いました。
風が強いので髪の毛が逆立つのは嫌だな、もしかしたらカツラが取れそうになってるみたいに見えるかもしれないし。
よし帽子を被ったまま撮ろう。
ギュっと被って自撮りスタンバイオッケー。

自分の写り具合いをモニターで確認してシャッターを押す瞬間「スポーンと帽子が」宙に舞いました。
かなり飛びました。
慌てて取りに行きます。
崖っぷちじゃなくて良かった~。1番被り心地がよい帽子なので失いたくないから必死に探しました。

思ったよりもすぐに見つかりました。
とんだ置き土産になるところでした。

山頂に戻りましてもう1回。
今度は風向きを気にして後ろからの風になるように⋯パシャ!
よしオッケー。
でも、もみあげが風になびいてシェーになってますね。

お腹が空いてきたぞ。
どこかにベンチ無いかな?

少し下り風を避けたところで地図を広げました。
『うーん、やっぱり戻って不動池を見に行こう』
決めた決めた、戻るにきーめた。

不動池に行ってみると、タプタプで池の周りを歩けません。
ベンチがありましたが、まるで足湯に浸かっているようなスタイルになります。
でも一番端っこは大丈夫です。

そこで甘いパンを食べました。
昨日の夜ポットに入れたコーヒーを飲みました。熱くはないけど、とりあえずホットコーヒーではありました。

どこからどう見てもハートには見えませんでした。残念です。

さあ、このあとどうしょうか。
地図を広げます。


その6へ続きます。
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