次に目指す頂は「金山(かなやま)と節刀ケ岳(せっとうがたけ)」です。
風が強いので山頂手前の適地で昼食にしました。
E君は「具が3種のばくだんおにぎり2個とあさりの味噌汁」でした。
一方僕はお湯でもどす「ペペロンチーノとおしるこ」です。
ぼどなくして金山の山頂に到着です。
この時点で早くも11時30分となりました。
もはやコースタイムなんて分からないというか、どうでもよくなっています。
ここでも食事は可能でした。
風もさほどでもないし、腰掛けるところがたくさんありました。
地図をよく見たら「草の小広場」と書いてありました。
ま、そんなもんですよね。目も悪くなりました。
節刀ケ岳山頂です。
視界が開けて気持ち良いところでした。
メモ帳を開いてみると「ナイスビュー」と書いてありました。
この顔が物語っていますね。
さあ、ようやく稜線伝いのトリップとなっていきますよ。
緩やかに高度を下げていきます。
金堀山は視界はいまいちですが、ここの手前のガレ場上部は眺望がありました。
「大石峠」
河口湖側からと芦川町からの登山ルートの交差点です。
草地で、しゃがみ込むのに最適でした。
もちろん休憩します。
ちょっと登って「不逢山(あわずやま)」を越えます。
山頂標識の「逢」の字の点がひとつ少ないのですが、こんな字もありましたっけ?
さらに登って「中藤山(なかっとうさん)」です。少しづつ富士山の角度が変わっていきます。
「新道峠(しんどうとうげ)」には「FUJIYAMAツインテラス」があります。
どうやらけっこう新しいらしく、車でも上がって来れる場所です。
カメラを置ける撮影台もあり、気持ち良いところでした。
撮ってみました。
「山」と「谷」のポーズです。
疲労感半端ない頃です。
そろそろねぐらを意識して歩いていきます。
「破風山(はふさん)」
破風山と書く山は全国にいくつかありますが「はっぷさん」とか「はふうさん」とか場所によって読ませ方が違います。
ようやく「すずらん峠」です。
ここから10分下ったところに水場があります。
E君がザックをデポして水を汲みに行きました。
ところが、水はほぼ枯れていて汲むことができませんでした。
前日が雨だったのでそこそこの水量を保っていると想像していましたが、現実は違いました。
こういう事もあるという事ですね。
僕が担いできた水の残量を考えると、なんとか2人分まかなえると思いました。
仕方なく先へ進むことにしました。
黒岳に到着。
陽はだいぶ傾き、今にも山に吸い込まれようとしています。
これ以上進むのをあきらめ、ここで夜を明かすことにしました。
幸い風も木々にさえぎられ幾分ましです。
今夜の月は夜を通して明るさを保っていました。
星降る夜にはなりませんでしたが、うっすらとあたりを見渡せるほどでした。
その3へ続きます。