TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

灼熱の筑波山 その2

2018年07月12日 | Weblog
ヨシナ〇さんのために選んだコースは、彼のやる気に比例して御幸ヶ原コースで登り、自然遊歩道そして女体山頂、つつじヶ丘へ下山し迎場コースで神社へ戻るというもの。

このぐらい歩けばそれなりに疲労感があって、ジムでトレーニングしたぐらいの効果が得られるのではないでしょうか。

ヨシナ〇さんの両脚がブインブインと空吹かし状態でうなっています。

そのはやる気持ちを抑えるように、『ゆっくりと行きますよー』
始めはみんな誰もがそうです。
自分を試したいし、辛いながらもやり切って達成感を得たいものです。

ところが、ほとんどの人が終盤バテてしまいます。
一日乗り切るためにもここは抑えて抑えて。

ケーブルカー乗り場の手前から登山道に入って行きます。
最初はゆっくりと。でもヨシナ〇さんのやる気に合わせて、つまらなくならないように微妙なスローペースで登って行きました。

ちょくちょく後ろを見ながら行きますが、少しずつ遅れているように見えました。
ここで先頭交代します。
『ヨシナ〇さん、自分のペースで登って下さい』

あきらかにバテるのが早すぎます。
おかしいぞ?
途中で僕のトレッキングポールを貸してあげます。

なんとか2時間かけて御幸ヶ原に到着しました。
その間何度も何度も腰をおろして休憩しました。
激しい汗、奪われる水分、補おうとして飲む大量の水。
見上げても見上げてもなかなか訪れないゴールに、うつむいて吐く吐息。

やっとの思いで御幸ヶ原に着き、ベンチに腰を降ろします。
話始めると、どうやら仕事のストレスで体調を崩してしまったようです。
調べても分からない原因に、精神的に落ち込んでしまい、ちょっぴり鬱状態にもなる始末だったそうです。
そんなときに山に登ることで、自分は病気じゃないんだと現状を打破したかったようです。

しばらく休憩したのち、男体山山頂を踏みました。
自然遊歩道も女体山もキャンセルして来た道を戻ることになりました。

下りには下りの大変さがあるのが登山。
どうやら靴の重要性も分かったようです。
『靴とストックを買う』と決めたようです。

下山にもけっこう時間がかかりましたが、やり遂げた時の安堵感は凄いものがあったのではないでしょうか。

帰りに食事しました。
『ガッツリ食いましょう』と、すでに達成したことで気持は解放されたように見えました。

『降りてきて一段落するとまた登りたくなってくるんですよね』と僕が言うと『そうそう!』とうなずくヨシナ〇さん。

次のイメージを湧かせているようです。

とりあえず、予定通りとはいかなかったものの、怪我もなく往復できて良かったです。

ヨシナ〇さん、とりあえず登れて良かったですね。
何となくどんな感じなのか体験できたと思います。
まず筑波山を10回登ってみて下さい。きっと何かが見えてきて、きっと何かを掴むでしょう。

ありがとうございました。


おしまい。
コメント
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