原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

ブログ私観

2007年09月15日 | 自己実現
 ブログ「原左都子エッセイ集」を開設してちょうど一週間が経過した。「たかがブログ、されどブログ…」の書き出しで始めたこのブログであるが、わずか一週間で、開設前に抱いていた私のブログに対するイメージが大きく変化している。そこで今回は、現在の私のブログに対する私観を述べることとしよう。
 ブログとは「日記型個人ホームページ」である。すなわち、個人が日記(その他諸情報)をホームページに自由に綴り、見たい人が自由に閲覧できるというシステムである。「日記」とは本来プライベートなものである。にもかかわらずそれを積極的に公開したいという心理の持ち主がブロガーとなるのであろう。実際に公開されているブログを覗くとその内容は純粋な「日記」は現在ではごく少数である。私のブログの趣旨が自己のオピニオンの公開であるように、ブロガーそれぞれがご自身の何らかのポリシーを公開されようとしているのであろう。今やブロガーは怒涛の勢いで増えているようだが、gooだけでも80万人を超えているということは、私の概算ではブロガー総数はおそらく国民の1割を超えているのではないか(?)と推測される。
 さて、私は今回このブログを開設するまで、ネットでブログを検索することはほとんどなかった。開設後は、自分の記事と同じキーワードで検索できるブログやアクセスランキング上位のブログ等を、時々参考のために訪問させていただいている。全体的な印象を述べさせていただくと、軽いノリの“お遊び的”なものや、マニアックなものが多いように感じる。一見軽そうでもその中にすばらしい文化の芽が内在していたりすることもあるので、決して“軽さ”や“お遊び”を否定する訳ではない。また、マニアックなものは見る人が見れば大きな共感力があるのだろう。ただ残念に思うのは、全体的に概して“内向的”で、閉鎖的な印象すら受けるのである。(「ひとりで楽しんでいるんだから、勝手に入って来ないでよ。」と言われている感じのするブログさえ多い。)
 ブログのひとつの使命が情報の“公開”であるのに、今のブログはこの特性が真に活かされていないのではないかという点を私は懸念し始めている。このせっかくの公開性を活かすには、ブログの内容に全体的にもう少し“公共性”が欲しいように感じる。“公共性”と言うと大袈裟なので“外に向かって発信する力”と言い換えた方がより適切かもしれない。 ブログの魅力は自由度の高さでもあるため、このような見解を述べると反論もあるかもしれない。ただ、私の見解も決して自由度を妨げようとするものではなく、この“自由度”に加えて“外に向かって発信する力”も備われば、公開力のあるブログとなると思うのだ。 それともそんなつもりは元々なくて、ひとりで、あるいは仲間内だけで楽しむ目的で公開しているブロガーが多いのであろうか。
 ともあれ、我がブログは開設後わずか1週間である。今後、どのように変貌していくか自分でも未知数であるが、自己のオピニオンの公開をテーマに、さらに日々エッセイを綴っていくことにしよう。 たかがブログ、されどブログ…である。
 


 (バックナンバーにも是非コメントをお願いします。 原左都子)
   
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