このニュース(大阪豊中市の2人の女性孤独死)を最初見聞した時には、今時よくある貧困家庭における孤独死事件かと推測した原左都子である。
まずはそのニュースを朝日新聞記事より紹介しよう。
大阪府豊中市のマンションの一室で60代女性2人の遺体が発見された。 その2人は姉妹であり姉の死因は心臓疾患とみられ妹は不明であるものの、2人の胃には何も残っていなかった。行政に相談しないまま生活に行き詰まり、病死あるいは餓死した可能性が高い。
ところが、この姉妹は資産家家庭に育った“お嬢様”達だというのだ。
引き続き、朝日新聞昨日(1月10日)の社会面 「お嬢様… 言えなかった“助けて”」 と題する記事からその内容を引用要約して紹介しよう。
豊中市や府警によると、水道料や電気ガス等の光熱費は昨年9月から止められ、ゴミが散乱したマンションの一室に食べ物は何もなく、居間にあった財布には90円しか残っていなかった。 2人を知る人たちは“お嬢様”と口をそろえる。 地方銀行の重役だった父は土地やマンションなどを持つ資産家だった。 姉妹の生活が傾き出すのは父と母が相次いで亡くなった20年程前からのことで、姉妹2人が受け継いだ財産が逆に重くのしかかった。 その後姉妹は実家近くに今回最期を迎えるマンションを建てたのだが、目当ての家賃収入よりも建設時の借金でかえって困窮するきっかけになったのでは、とみる知人もいる。 その後資金繰りに行き詰まり、空き室が目立つマンションは昨春裁判所に差し押さえられ姉妹の収入は途絶えたとみられる。 近隣の住人によると、姉妹は人に対して心を開かなかったらしい。 豊中市は1月9日に姉妹が孤独死した事を受けて緊急の記者会見を開いた。 市はマンションを差し押さえた地裁執行部より姉妹についての相談を受けていたらしいが、姉妹は生活保護や介護サービスも申請しておらず連絡を取れずにいたとのことである。
いや~~、この事件、高齢出産で産んだ現在17歳の一人娘を抱える母である原左都子としては大いに身につまされる話である。
極論ではあるが、親の育て方が悪かったら、今の時代我が子とは将来親の死後“孤独死”する運命にあるのだろうかと!!
それでは、原左都子の私論に入ろう。
今回孤独死した60代姉妹の父親が地方銀行の重役だった時代とは、おそらく80年代バブル絶頂期だったことと推測する。 その頃の金融機関のバブルの有様は尋常ではなく、“バブルあぶく銭”を稼ぎまくった金融機関の役員は巨額の報酬を得ていたはずなのだ。
おそらくこの姉妹の父親もその例外ではなく、庶民には信じ難い程の報酬を得ていたことと推測する。 (元々資産家だったのかもしれないが)、さらにその“あぶく銭”を資本として土地やマンションを買い漁ったものの、その運用のノウハウを“お嬢様”である娘達に伝授するでもなく、バブルが傾いた90年代に奥方と共にこの世を去ったということになろう。(もしも原左都子の推測通りだとすると、父親として何とも無責任この上ない話である。それとも父親ご本人自らが資産運用の知識なくして地方銀行の取引先お得意様の誘いに乗って資産を買い漁ったのだろうか??)
片やこの姉妹の母親は何を信条として子育てしていたのかは不明だが、たとえバブル期にあっても、そもそもこの世とは政治的経済的に激動を続けつつ成り立っている事を親として我が子に伝えるべきであった。
まだこの事件に関する真相が明らかにされていないためここで多くを論評することは差し控えるべきだが、今既に60代にまで年齢を重ねた姉妹が何故に今尚2人で暮らしつつ、2人共々孤独死に至ったのかについての府警や豊中市の解明を待ちたい思いである。
私の記憶によると、バブルがはじける以前の昭和の時代には確かに“お嬢様”なる人物がこの世に ~ゆらりゆらり~ と存在し得る時代もあったかもしれない。 そのような“お気軽お嬢様達”を昭和時代に見聞した記憶が無きにしもあらずの原左都子である。(あの種の“お嬢様達”が今後孤独死に至らない事を願いたいものだ。)
たとえ産まれた時点で“お嬢様”であったとても、親の教育如何でその後の人生がどう転ぶのかが大きく左右されると言えるはずである。
その最悪の結果が、今回の60代姉妹の孤独死だったような気もする。
今後ますます国力が衰退しそうな現在の我が国において、もはや“お嬢様”へったくれもないであろう。
今17歳の娘を育てている真っ最中のこの原左都子もそれを肝に命じて、引き続き今後社会に巣立ち行く娘の自立教育に励みたい思いである。
ところで、“お嬢様”なる言葉の真なる定義が半世紀以上生き延びてきている今尚分からない原左都子であるのだが、その解釈が分かったりそれを自覚している女性がいわゆる“お嬢様”なのでしょうかねえ~???
と言いたいほどに“お嬢様”なる女性の存在が意味をなさない時代の進化を歓迎する原左都子でもありますよ~。
“お嬢様”を自覚しようがしまいが、皆さん、国力の衰退にもかかわらず孤独死などすることなくこの世を力強く生き延びようではありませんか!!
まずはそのニュースを朝日新聞記事より紹介しよう。
大阪府豊中市のマンションの一室で60代女性2人の遺体が発見された。 その2人は姉妹であり姉の死因は心臓疾患とみられ妹は不明であるものの、2人の胃には何も残っていなかった。行政に相談しないまま生活に行き詰まり、病死あるいは餓死した可能性が高い。
ところが、この姉妹は資産家家庭に育った“お嬢様”達だというのだ。
引き続き、朝日新聞昨日(1月10日)の社会面 「お嬢様… 言えなかった“助けて”」 と題する記事からその内容を引用要約して紹介しよう。
豊中市や府警によると、水道料や電気ガス等の光熱費は昨年9月から止められ、ゴミが散乱したマンションの一室に食べ物は何もなく、居間にあった財布には90円しか残っていなかった。 2人を知る人たちは“お嬢様”と口をそろえる。 地方銀行の重役だった父は土地やマンションなどを持つ資産家だった。 姉妹の生活が傾き出すのは父と母が相次いで亡くなった20年程前からのことで、姉妹2人が受け継いだ財産が逆に重くのしかかった。 その後姉妹は実家近くに今回最期を迎えるマンションを建てたのだが、目当ての家賃収入よりも建設時の借金でかえって困窮するきっかけになったのでは、とみる知人もいる。 その後資金繰りに行き詰まり、空き室が目立つマンションは昨春裁判所に差し押さえられ姉妹の収入は途絶えたとみられる。 近隣の住人によると、姉妹は人に対して心を開かなかったらしい。 豊中市は1月9日に姉妹が孤独死した事を受けて緊急の記者会見を開いた。 市はマンションを差し押さえた地裁執行部より姉妹についての相談を受けていたらしいが、姉妹は生活保護や介護サービスも申請しておらず連絡を取れずにいたとのことである。
いや~~、この事件、高齢出産で産んだ現在17歳の一人娘を抱える母である原左都子としては大いに身につまされる話である。
極論ではあるが、親の育て方が悪かったら、今の時代我が子とは将来親の死後“孤独死”する運命にあるのだろうかと!!
それでは、原左都子の私論に入ろう。
今回孤独死した60代姉妹の父親が地方銀行の重役だった時代とは、おそらく80年代バブル絶頂期だったことと推測する。 その頃の金融機関のバブルの有様は尋常ではなく、“バブルあぶく銭”を稼ぎまくった金融機関の役員は巨額の報酬を得ていたはずなのだ。
おそらくこの姉妹の父親もその例外ではなく、庶民には信じ難い程の報酬を得ていたことと推測する。 (元々資産家だったのかもしれないが)、さらにその“あぶく銭”を資本として土地やマンションを買い漁ったものの、その運用のノウハウを“お嬢様”である娘達に伝授するでもなく、バブルが傾いた90年代に奥方と共にこの世を去ったということになろう。(もしも原左都子の推測通りだとすると、父親として何とも無責任この上ない話である。それとも父親ご本人自らが資産運用の知識なくして地方銀行の取引先お得意様の誘いに乗って資産を買い漁ったのだろうか??)
片やこの姉妹の母親は何を信条として子育てしていたのかは不明だが、たとえバブル期にあっても、そもそもこの世とは政治的経済的に激動を続けつつ成り立っている事を親として我が子に伝えるべきであった。
まだこの事件に関する真相が明らかにされていないためここで多くを論評することは差し控えるべきだが、今既に60代にまで年齢を重ねた姉妹が何故に今尚2人で暮らしつつ、2人共々孤独死に至ったのかについての府警や豊中市の解明を待ちたい思いである。
私の記憶によると、バブルがはじける以前の昭和の時代には確かに“お嬢様”なる人物がこの世に ~ゆらりゆらり~ と存在し得る時代もあったかもしれない。 そのような“お気軽お嬢様達”を昭和時代に見聞した記憶が無きにしもあらずの原左都子である。(あの種の“お嬢様達”が今後孤独死に至らない事を願いたいものだ。)
たとえ産まれた時点で“お嬢様”であったとても、親の教育如何でその後の人生がどう転ぶのかが大きく左右されると言えるはずである。
その最悪の結果が、今回の60代姉妹の孤独死だったような気もする。
今後ますます国力が衰退しそうな現在の我が国において、もはや“お嬢様”へったくれもないであろう。
今17歳の娘を育てている真っ最中のこの原左都子もそれを肝に命じて、引き続き今後社会に巣立ち行く娘の自立教育に励みたい思いである。
ところで、“お嬢様”なる言葉の真なる定義が半世紀以上生き延びてきている今尚分からない原左都子であるのだが、その解釈が分かったりそれを自覚している女性がいわゆる“お嬢様”なのでしょうかねえ~???
と言いたいほどに“お嬢様”なる女性の存在が意味をなさない時代の進化を歓迎する原左都子でもありますよ~。
“お嬢様”を自覚しようがしまいが、皆さん、国力の衰退にもかかわらず孤独死などすることなくこの世を力強く生き延びようではありませんか!!