今回のテーマは、先週末米国ボストンに於いて開催された フィギュアスケート世界選手権 公開練習の最中に起った「事件」に関する私論結論を公開せんとするものである。
このエッセイを先週早期に公開したかったのは山々なれど、不本意にも抜歯後の発熱によりほぼ1週間を無駄に過ごしてしまった私だ…
それでも、当該「事件」に関して白黒決着を自分なりに付けたい!とずっと考えていたため、1週間遅れとなったものの本日その“決着”について公開する。
早速、当該「事件」に関するその後の追加情報をネットより引用しよう。
フィギュアスケート世界選手権の公式練習中に、ソチ五輪金メダリストの羽生結弦選手がカザフスタンのデニス・テン選手から「妨害」を受けたとされる問題が注目を集める中、テン選手がインスタグラムを更新した。 そこでテン選手は、自身のメールボックスに嫌がらせや脅し、人種差別的なメールがいくつも届いていることを打ち明けた。
「事件」が起きたのは、男子ショートプログラムが行われた2016年3月30日(現地時間)の公式練習。 羽生選手がSPに使用する曲を流して滑走していたところ、進路上でテン選手がスピンをしていた。 公式練習では、曲をかけている選手の動きを優先させることがマナーになっている。 羽生選手は前日29日にも、曲使用中にテン選手と接触しそうになったばかり。 そのためか、直後には「それはねえだろ、お前!」と珍しく声を荒げ、SP後には「あれはたぶん故意だと思う」と述べた。 一方のテン選手は、「妨害問題」が故意であることを否定したと報じられた。
この問題をめぐり、テン選手のもとには誹謗中傷メールがいくつも届いているようだ。 4月2日夜にインスタグラムを更新したテン選手は、「私のメールボックスは、脅しや見知らぬ人からの嫌がらせ、人種差別的に私を非難するメールで溢れています。『何が起きたの?』と自問しています」と明かした。
騒動については「この件については何も話すことはありません。一方的な根拠に基づいてではありますが、すでに各国のメディアが情報のお祭り騒ぎのごとく取り上げているので」と具体的な言及を避け、「妄想に基づくスキャンダルを議論することは好きではありません」とも述べた。
一部の心ない日本人からの罵り?? さらに「そして、私は韓国系カザフスタン人ですが、曽祖父も私自身にとっても嫌韓的な侮辱は脅威ではありません。その他全ての非難への答えはNOです」とコメント。
インスタグラムの投稿には、さまざまな言語でコメントが寄せられ、3日18時時点で1400件を超えている。 中には「一部の心ない日本人からの罵り。本当に悲しいです」 「テンくんの素晴らしさ、優しさをたくさんの日本のファンが知っています」 といった日本語のコメントもある。
「当時の状況は羽生選手の言い分のみで詳細はまだ不明だが、テン選手のインスタへの嫌がらせと脅迫メールに関しては申し開きが出来ない」といった声が寄せられている。
(以上、ネット情報より一部を要約して引用したもの。)
ここで、原左都子の私事(デニス・テン選手に対する支持)及び私見に入ろう。
私には十数年来クラシックバレエ観賞の趣味がある流れで、フィギュアスケートの観賞も大いに好んでいる。 今回の米国ボストン世界選手権大会も、男女のシングル・フリーに関してはテレビにて放映されるすべての場面を視聴した。
カザフスタン代表のデニス・テン選手に関しては、前回のソチ五輪にて銅メダルに輝いた時点から個人的に注目している。
小柄ながらもしっかりとした技術力と表現力を兼ね備えた選手だ。 ソチ五輪に関して言うならば、金銀の上位2名(羽生結弦選手とパトリック・チャン選手)が期待されつつも最後のフリー本番で失敗また失敗を繰り返し、傍で見るに忍びない程のろくでもない演技となったのに引き換え、デニス・テン選手のみが完璧な演技を披露したとの記憶がある。
そのテン選手に対して、羽生結弦選手が練習中に「それはねえだろ、お前!」と怒鳴りつけただと!?!
しかも、その後テン選手の行為を「妨害」と決定付けて、公式に日本スケート連盟より即刻国際スケート連盟へ異議申し立てをしたという。
私見だが、何故羽生選手はそれ程までに事を大袈裟にしたかったのか?!?
自分こそが五輪金メダリストでありフィギュアスケート界のトップに君臨している王者なのだから、皆自分を敬え。 決して練習中に自分の練習の妨害などするな。 したものならば、即刻国際スケート連盟へ訴えるぞ! との特権自意識に羽生選手は支えられているのか??
いやはや、羽生選手とはわずか21歳にして何様なのだ?? 例えテン選手の練習中の行為が「妨害」に当たるとしても、ヤクザもどきに練習会場で大声でテン選手を乱暴な言葉で罵倒し他の選手にまで迷惑を及ぼすより、後に冷静にそれを指摘すれば事が済んだような気もする。 その方がテン選手側も事の次第を理解出来ただろうに…。
ここで我が別の私事を語らせて頂こう。
高校教員経験がある私だが、羽生選手のような“勘違い教師”ほど、教育現場で生徒に向かって自分の感情丸出しに大声で暴言を吐く現場を何度も経験している。 あの大声暴言を末端教員の立場で幾度となく聞かされた私としては、生徒の保護にこそ回りたくなったものだ。
そもそもあらゆる人間関係に於いて、「上下関係」などあるはずもない。
もしそれが許される場面に於いても、上部の人間が“上から目線”で感情的に暴言を吐いて下の人間をたしなめるよりも、冷静に話し合いの場を持ち互いに語り合った方がより良い結果が導けるなど歴然だ。
ましてや、このデニス・テン選手宛に日本の(おそらく羽生結弦選手ファンより)人権差別めいた誹謗中傷メールが多数届く事態などもっての他だ!
と言うより、原左都子などその種の馬鹿げた行為に出る愚かな日本人が存在する事自体に、何だか笑える思いもする。
日本人達よ、少しは恥を知り国際感覚を身に付けようではないか。 貴方達が羽生選手ファンであってもよいが、その彼とて国際試合で勝利を挙げようとしている。
羽生氏本人は、日々厳しい練習を重ねつつ国際間を行き来して“真の”国際感覚を身に付けにくい立場であろう。 それをファンの皆さんがフォローしてあげてはどうなのか。
今回の貴方達からの誹謗中傷の意味が“訳が分からず”困惑しているテン選手の身にもなろうよ。
世界は実に広い。
世界中には多種多様な混血人種が混在し、大活躍している。
そんな事実に日本人として少しでも接したり体験出来たならば、こんなくだらない「事件」など発生しなかっただろうに、と残念でならない思いだ…
このエッセイを先週早期に公開したかったのは山々なれど、不本意にも抜歯後の発熱によりほぼ1週間を無駄に過ごしてしまった私だ…
それでも、当該「事件」に関して白黒決着を自分なりに付けたい!とずっと考えていたため、1週間遅れとなったものの本日その“決着”について公開する。
早速、当該「事件」に関するその後の追加情報をネットより引用しよう。
フィギュアスケート世界選手権の公式練習中に、ソチ五輪金メダリストの羽生結弦選手がカザフスタンのデニス・テン選手から「妨害」を受けたとされる問題が注目を集める中、テン選手がインスタグラムを更新した。 そこでテン選手は、自身のメールボックスに嫌がらせや脅し、人種差別的なメールがいくつも届いていることを打ち明けた。
「事件」が起きたのは、男子ショートプログラムが行われた2016年3月30日(現地時間)の公式練習。 羽生選手がSPに使用する曲を流して滑走していたところ、進路上でテン選手がスピンをしていた。 公式練習では、曲をかけている選手の動きを優先させることがマナーになっている。 羽生選手は前日29日にも、曲使用中にテン選手と接触しそうになったばかり。 そのためか、直後には「それはねえだろ、お前!」と珍しく声を荒げ、SP後には「あれはたぶん故意だと思う」と述べた。 一方のテン選手は、「妨害問題」が故意であることを否定したと報じられた。
この問題をめぐり、テン選手のもとには誹謗中傷メールがいくつも届いているようだ。 4月2日夜にインスタグラムを更新したテン選手は、「私のメールボックスは、脅しや見知らぬ人からの嫌がらせ、人種差別的に私を非難するメールで溢れています。『何が起きたの?』と自問しています」と明かした。
騒動については「この件については何も話すことはありません。一方的な根拠に基づいてではありますが、すでに各国のメディアが情報のお祭り騒ぎのごとく取り上げているので」と具体的な言及を避け、「妄想に基づくスキャンダルを議論することは好きではありません」とも述べた。
一部の心ない日本人からの罵り?? さらに「そして、私は韓国系カザフスタン人ですが、曽祖父も私自身にとっても嫌韓的な侮辱は脅威ではありません。その他全ての非難への答えはNOです」とコメント。
インスタグラムの投稿には、さまざまな言語でコメントが寄せられ、3日18時時点で1400件を超えている。 中には「一部の心ない日本人からの罵り。本当に悲しいです」 「テンくんの素晴らしさ、優しさをたくさんの日本のファンが知っています」 といった日本語のコメントもある。
「当時の状況は羽生選手の言い分のみで詳細はまだ不明だが、テン選手のインスタへの嫌がらせと脅迫メールに関しては申し開きが出来ない」といった声が寄せられている。
(以上、ネット情報より一部を要約して引用したもの。)
ここで、原左都子の私事(デニス・テン選手に対する支持)及び私見に入ろう。
私には十数年来クラシックバレエ観賞の趣味がある流れで、フィギュアスケートの観賞も大いに好んでいる。 今回の米国ボストン世界選手権大会も、男女のシングル・フリーに関してはテレビにて放映されるすべての場面を視聴した。
カザフスタン代表のデニス・テン選手に関しては、前回のソチ五輪にて銅メダルに輝いた時点から個人的に注目している。
小柄ながらもしっかりとした技術力と表現力を兼ね備えた選手だ。 ソチ五輪に関して言うならば、金銀の上位2名(羽生結弦選手とパトリック・チャン選手)が期待されつつも最後のフリー本番で失敗また失敗を繰り返し、傍で見るに忍びない程のろくでもない演技となったのに引き換え、デニス・テン選手のみが完璧な演技を披露したとの記憶がある。
そのテン選手に対して、羽生結弦選手が練習中に「それはねえだろ、お前!」と怒鳴りつけただと!?!
しかも、その後テン選手の行為を「妨害」と決定付けて、公式に日本スケート連盟より即刻国際スケート連盟へ異議申し立てをしたという。
私見だが、何故羽生選手はそれ程までに事を大袈裟にしたかったのか?!?
自分こそが五輪金メダリストでありフィギュアスケート界のトップに君臨している王者なのだから、皆自分を敬え。 決して練習中に自分の練習の妨害などするな。 したものならば、即刻国際スケート連盟へ訴えるぞ! との特権自意識に羽生選手は支えられているのか??
いやはや、羽生選手とはわずか21歳にして何様なのだ?? 例えテン選手の練習中の行為が「妨害」に当たるとしても、ヤクザもどきに練習会場で大声でテン選手を乱暴な言葉で罵倒し他の選手にまで迷惑を及ぼすより、後に冷静にそれを指摘すれば事が済んだような気もする。 その方がテン選手側も事の次第を理解出来ただろうに…。
ここで我が別の私事を語らせて頂こう。
高校教員経験がある私だが、羽生選手のような“勘違い教師”ほど、教育現場で生徒に向かって自分の感情丸出しに大声で暴言を吐く現場を何度も経験している。 あの大声暴言を末端教員の立場で幾度となく聞かされた私としては、生徒の保護にこそ回りたくなったものだ。
そもそもあらゆる人間関係に於いて、「上下関係」などあるはずもない。
もしそれが許される場面に於いても、上部の人間が“上から目線”で感情的に暴言を吐いて下の人間をたしなめるよりも、冷静に話し合いの場を持ち互いに語り合った方がより良い結果が導けるなど歴然だ。
ましてや、このデニス・テン選手宛に日本の(おそらく羽生結弦選手ファンより)人権差別めいた誹謗中傷メールが多数届く事態などもっての他だ!
と言うより、原左都子などその種の馬鹿げた行為に出る愚かな日本人が存在する事自体に、何だか笑える思いもする。
日本人達よ、少しは恥を知り国際感覚を身に付けようではないか。 貴方達が羽生選手ファンであってもよいが、その彼とて国際試合で勝利を挙げようとしている。
羽生氏本人は、日々厳しい練習を重ねつつ国際間を行き来して“真の”国際感覚を身に付けにくい立場であろう。 それをファンの皆さんがフォローしてあげてはどうなのか。
今回の貴方達からの誹謗中傷の意味が“訳が分からず”困惑しているテン選手の身にもなろうよ。
世界は実に広い。
世界中には多種多様な混血人種が混在し、大活躍している。
そんな事実に日本人として少しでも接したり体験出来たならば、こんなくだらない「事件」など発生しなかっただろうに、と残念でならない思いだ…