(写真は、1ヶ月程前から凝っている種菌から手作り中のヨーグルト。 決して「コープ」と「太田胃散」の回し者ではございません。)
“料理嫌い”で名を馳せている原左都子が、何を血迷ったのかと言うと…
いえ、違うんです。 これ料理と言うよりも、どちらかと言えば過去の我が専門分野の一つである「医学実験」のノリだ。
いやいや、実際の医学現場ではこんなラフでアバウトな実験など一切しませんでしたよ。
「無菌操作」が必要だったり「放射性同位元素」を使用する実験など、一般人立入り禁止の専用施設内で特別な衣類を着用し、万全の態勢で臨んだものだ。
あるいは測定単位がミクロの世界の実験など、それはそれは極限の集中力を持って神経張り詰めて業務に挑んだものでもある。
それにしても、何故ヨーグルトを種菌から手作りせんと志したのかを説明しよう。
1ヶ月程前に、この“病院へ行かない主義”の原左都子が10年ぶりに自宅近くの内科医院を訪れた話題を公開した。 その結果としては、問診のみだったが我が主治医先生の「貴方は元気な人です」との診断結果を信じる事として、健康に留意しつつの日々である。 その後の我が身体状況は万全とは言えないものの、我自身も「私は元気な部類であろう」と診断している。
それにしても、やはり消化器系に違和感が否めない状況が続いている。 これを自力で何とか打破しようと志し、今まで経験していない手法に依存する手もあるか?と考えたのだ。
医学関係者に共通しているのは、その専門知識力により、決して「サプリメント」など頭から信用していない事実であろう。 (もしも、医学関係者にしてサプリに頼っている人が存在するならば、教えて欲しい程だ。) サプリを愛用中の方々に一言助言申し上げるならば、医薬品と異なり副作用の程が少ないであろうサプリを愛用する分には “信じる者は救われる” 論理により害にはならないであろうとの事ではなかろうか?
この私も過去に於いて、ただの一度もサプリを試した事すら無い。
そんな私宛に、ネット通販サイトより冒頭写真の「太田胃散ヨーグルト種菌」の販売促進メールが届いたのだ。 この種菌商品の「クレモレス菌」に注目した私だ。
以下に「クレモレス菌」に関する某サプリ企業のネット情報の一部を紹介しよう。
クレモリス菌FC株は、EPSの性質によって生きたまま腸へ届きます。人間の腸内には約100兆個もの腸内細菌が常在しており、腸内細菌による群集“腸内フローラ”を形成しています。腸内フローラの中には、私達の健康に貢献してくれる腸内細菌・善玉菌もいれば、私達の健康に悪影響を及ぼす悪玉菌もいます。 クレモリス菌FC株に期待できる主な健康効果としては、以下のものが挙げられます。 高い整腸作用による腸内環境・排便状況の改善、アトピーや花粉症などのアレルギー症状の改善… (以下略) あなたが感じている様々な不調には、腸内環境の乱れが大きく関与しているかもしれません。 (以上、ネット情報より一部を引用したもの。)
いえいえ、こんな記述を安易に信用する元医学関係者の原左都子では決してない。
それでも、上記「太田胃散ヨーグルト種菌」が安価で購入できる事、及び、自分でヨーグルトを手作り出来る事に着眼した。 購入に際し一番着眼したのは、自分が作成した作り立てのヨーグルトを新鮮なままに食する事が出来るとの点だ。 たとえ身体に利かなくとも“美味しい”のではないかと判断した。
そうこうして、私がこの手作りヨーグルトを作成し始めて後既に5度目となろうか。 (参考だが、菌が繁殖する性質を生かしてこの種菌を「植え継ぎ」することが可能なのだ。「植え継ぎ」の意味が分からない方に簡単に説明するならば、菌を自宅で増殖させられるとのことだ。)
このエッセイのまとめに入ろう。
結果として、この種菌から手作りしたヨーグルトは美味だった! (これは元々、コープの牛乳が美味しい事実に依存しているのであろう。 決して「コープ」の回し者ではございません。)
お好みにより、食する直前にグラニュー糖や各種ジャムをトッピングすると尚美味かもしれない。
お陰で我が娘もすっかり我が “種菌から手作りヨーグルト”のファンとなってくれているのが、私にとって一番の見返りかもしれない。