我が家から徒歩2分の位置にあるスーパーマーケット(L店としよう)にて、従業員1名の“コロナウィルス感染者”が出たことに関しては、本エッセイ集バックナンバーにて既に公開している。
このスーパーは、5年程前に開店しただろうか?
それまで一番近かったスーパーは我が家から徒歩1分の所にあったが、ここは既に10年以上前に閉店している。 (その後すぐ“ディスカウントストア”がこのビル1階に入り、それはそれで十分に重宝している。)
都会の場合、あちこちに各種店舗があり利便性が高い。
そのうち、やはり何と言っても食生活を中心に支えてくれるのは、中規模以上のスーパーマーケットであろう。
最寄駅前(自宅から徒歩6分)に衣料品販売階も備えた中規模スーパーがあり、ここは駅からの帰り道等に頻繁に利用している。
その他にも、徒歩圏内(徒歩15分以内と定義するが)に大中小の食品スーパーが5,6軒あるだろうか? (それらすべてを網羅しているが。)
冒頭の徒歩2分のL店は、感染者が発生した当日とその翌日のみ休業しただけで、その後直ぐに開店して(しまった)。 😱
これはあくまでも我が感覚だが、それで真に安全が確保可能だったのか!??
不信感が山々の私は、10日間L店へ出向くことを自主規制した。
そして、感染者発生後11日目に行ってみると。
「この度は従業員の感染者を出して地域の皆様に大変ご迷惑をおかけしました… 」云々の“謝罪文”の貼り紙等が何処を探しても一切無い!😨
まるでこの事件を知らない人には知らないままで済ませんがごとくに?? 何事も無かったかのように“平然と”営業しているではないか!?!
ただし、やはり明らかに客数が減少している。 午後4時頃の比較的混雑する時間帯にもかかわらず、私の感覚だといつもの半分以下だ。 (やはり客側は“コロナ感染”には敏感だなあ。)なる感想を抱きつつ。
それにしても、スーパー側はここは一言“釈明”するべきだろう。
都内の感染者数が500名/日近くにまで膨大している現在、そうでなくとも都民は日々怯えつつ買い物をしている。
“何も無かったふり”はどう考察してもいただけない。 少なくとも、その感染者の対応をどうしたのか? 店内の消毒作業が如何に実施され原状復帰したのか? 等々に関する顧客に対する説明責任があるはずだ。
それが一切無い現状下に於いて、私のみならず顧客は不信感に苛まれつつの買い物を今後強いられることであろう。
そんな状況下で、昨日私は新たなスーパーを開拓せんとの行動に出た。
自宅から徒歩7分程のところに老舗中規模食品スーパーがある。
ここに関しては、この地に引っ越してきた当初はしばしば利用していた。
ところが、ある日レジ店員との間に“おつりに関する金銭トラブル”が発生してしまったのだ。
あの事件は今尚鮮明に記憶している。
高齢域のいかにも手際の悪い女性(おばさん)店員が1名いることは、私も当初より把握していた。 そのおばさん店員がドジを繰り返し顧客との間でトラブルを起こしているのを、私は何度もこの目で見ていた。
まさかこの私もその犠牲になるとは思ってもいなかったが…
レジでの出来事だ。
会計を済ませて私が帰ろうとしたところ。
そのドジ店員が、「おつりを1000円多く渡してしまった。それを返して欲しい!」と叫ぶ。
「えっ? おつりは正確にいただきましたが。」と私。
ドジ店員、「嘘をついちゃいけないですよ! そこで待っていて下さい。レジ内の現金残高を事務所で調べてきます!」
私「ちょっと待って下さいよ! 私時間が無いんです! おつりは間違っていませんよ!」
ドジ店員「お客さんは皆そう言うんですよ。 とにかく事務所で確認してきますからそこで待っていなさい!」
10分程待たされただろうか?
ドジ店員が事務所から帰って来て、「現金残高は間違っていませんでした。」とのみホザいたきり、謝罪の一言も無し。
(これ、店長でも呼びつけて謝罪してもらおうか!)と怒り心頭の私だが、ドジ店員のアホさ加減にほとほと呆れ果てて、(二度とこんな店来てやるもんか!!)との強い覚悟の下に店舗を去った。
あれから、14~5年が経過しただろうか?
この店舗自体には比較的好感を抱いていた私の脳裏に、(あの事件、そろそろ時効にしてやるか…)との心のゆとりが生まれていた。
そうでもせずして、何と言ってもこの“コロナ感染”激増下に於ける、大都会に暮らす我が家の食生活が成り立たない。
そして昨日、当該スーパーで買い物をした。
(ああ、我が好物のこの“エイヒレ”、この店舗でずっと販売されていたんだ!)などとの感激と共にレジへ向かったところ。
何と、昔の顔見知りに出くわした!
この顔見知りの女性、我が家に程近いコンビニにてレジを担当していた女性なのだが。 そのコンビニも潰れ去り… 過去にはコンビニ店舗内で私を見かけると、「いつも素敵ですね!」ナンタラカンタラとお褒めの言葉を頂戴した方だ! (いえいえ、私のみならず娘もこの女性によくお褒め抱いたと聞いている。)
スーパーのレジにて、女性側も私に気付いた様子だった。 ただ客が少ないコンビニとは違いある程度規模のあるスーパーのレジのため、昨日はお互いに気付いたのみの再会だった。
そうだとせよ、この都内感染者数の激増にともない。
この私には今後このスーパーへ出向くとの、ささやかな楽しみが出来たことには間違いない。
世の中“コロナ禍”で世界中の何処もかしこも大混乱中だが。
そんな折にも“人とのちょっとしたふれあい”こそが心の支えになったりもするものだ…