(写真は、我が家の“ボロひつじ”と“ボロねこ”。)
こんな汚らしい写真を、ひとさまにお見せする訳にいかないのだが…
それでもこんなボロでも我が家にとっては「宝物」でありどうしても捨てられず、晴れた日には天日干し(写真参照)して、今尚大事にソファーに置いてある。
その由来を語るならば。
娘が私立中学に合格した15年前の春先の事だ。
私なりのお祝いをしてやりたくて…。
何かで見た「ミッキー・ミニー合格電報」を真似て、「ひつじ合格電報」を娘に贈ることとした。
何故“ひつじ”かと言えば、娘が小5時の遠足で千葉県のマザー牧場を訪れた際に、羊たちが何とも可愛かった! と語ってくれていたためだ。
それを思い起こした。
この羊(実は枕だが)を購入し、電報文は私が書いた。
これが予想以上の喜びようで、一時も手放さない程に可愛がってくれる。
しばらくたって、「羊じゃない別の動物もあったから買いに行こうか?」と尋ねると、喜んでそれを買いに行く!と娘が言う。
そうして次に買ったのが、後ろのねこの枕だ。
数年後にあまりにも汚れたため、最初の洋服を作ってやった。
その後、もっと汚れてボロボロになっても娘が捨てない!と主張するため、2枚目の洋服を作った。 それが冒頭写真の有様だ。
(参考だが、ひつじの洋服は枕カバーを改造したもの。 ねこの洋服は市販の犬用衣装をねこの体格に合わせてアレンジしたもの。)
汚れよりも何よりも、本体自体が既にボロボロで何度も縫い直している。
娘の私立中学合格から15年の年月が経過して尚、娘から「ひつくん」「ねこちゃん」と呼ばれ可愛がられ続けている、我が家の宝物だ。😊