(冒頭写真は、この度の旅行で郷里の自立支援施設にて暮らす実母の葬儀生前予約を決定してきた葬儀社のパンフレット。)
当初、今回の郷里旅行第一目的は、実母からの実母の孫にあたる米国に住むハーフの孫への「生前贈与」実行の手伝いだったのだが。
これが現在 国内で急拡大するオミクロン株「BA5」の猛威により、外部からの施設訪問がシャットアウトされ、実行不能となった。
そして第二目的だった表題の「実母の葬儀生前予約」が、今回の郷里訪問の第一義と入れ替わった。
旅程最終日の朝早くから、実母の妹である叔母のさっちゃん宅を訪ねた。
あらかじめ実母の葬儀生前予約をお手伝いして頂けると言っていたさっちゃんが、冒頭のパンフレットを入手して下さっていた。
私の考えでは、本来ならば実母自らが少しでも心身がしっかりしているうちにそのようなテーマを自身で思いついて、自己提案するべきと捉えるのだが。
どうも普段偉そうにしているくせに、肝心要の重要案件を後回しにしたがる人間だと、私は実母を以前より悪評価している。
とにかく、さっちゃんがタイムリーにこの案件を提示して下さったのを良き機会として、この度の郷里訪問中に実母の次女である私が実母の葬儀会場を決定することとした。
さっちゃんのご亭主が、早速私とさっちゃんを車に乗せて冒頭の葬儀会社へ連れて行って下さった。
早速、担当者との会談が開始し。
その日の航空機午後便で東京へ帰る私は、あまり時間が取れないこともあり。
上記パンフレットの左上「家族葬30プラン」で実母の葬儀を決定した。
私の場合、近い過去に実父と義父、そして63歳の若さで膵臓癌で壮絶死した義理姉の葬儀出席経験がある。
特に義理父と義理姉の葬儀は、都内での儀式のため通夜無しでラクだったのだが。
我が郷里では、その「通夜」をするのが常識だと係員氏とさっちゃんが言う。
内心、(ちょっと待って欲しいなあ…)と思いつつ、そういえば郷里にての実父の葬儀の時にも前日の夜に通夜をした事を思い出した。
あれ、物凄く披露困憊するのが実態だ…
しかも深夜0時を過ぎるまで親族は寝てはいけない、との厳しい“掟”があり、未だ小さい娘を連れた私はこの通夜にこそ身体がとことん参ってしまい、帰京後 帯状疱疹を患う始末だった…
そんな私は、「通夜は要らないのではないか!??」と強く反論したのだが、やはり係員氏とさっちゃんが、「この地方では通夜をするのが常識だ。 通夜後の寝泊まり施設は葬儀社で用意するので、通夜はしましょう」と譲らない。
この度はさっちゃんにお世話になっている以上、致し方ない。 結果としては通夜も入れた2日葬儀プランで落ち着いた。
いやはや、まったくもって今時の葬儀とは全国規模で簡素化されているものと信じていた私は、我が郷里では未だにそうではない事実を知り、正直言って愕然とさせられた。
更には、おじゅっさん(“お坊さん”のことを我が郷里ではこう呼ぶのだが)を葬儀に呼んで拝んでもらうのに20数万円の追加出費がかかる、との係員氏のご発言。 そして我が郷里に於いては、これも葬儀における常識範疇との話で。
結果としてはたかが家族葬にして、かなり高額の葬儀費用となりそうだ。
こうなった場合に腹立たしいのは。
やはり実母本人が自分の葬儀を、生前の頭がしっかりしているうちにさっさと決めて、生前にその費用を支払っておくのが子孝行ではないのか!?!!との思いが我が脳裏をどうしてももたげる。
(参考だが、我が母親は子供幼少期より地方公務員にて共働きだったため、かなりの老後費用を貯め込んでいる。 何でそれをとっとと使って自分自身でそれを予約して支払ってから死なないのか??? と実際腹立たしくもなる! 付け加えるならば、我が上京後に私は親どもの経済負担を一切依存せずに、自力で学業に仕事に勤しんで我が身を立ててきている。)
ただ、今回はそれは今更禁句だろう。
実母の妹であるさっちゃんが、ご親切に実母の葬儀を私に提案して下さったことに感謝するべきことは重々把握している。
そうして私は、いずれ訪れる実母葬儀の段取りをこの度の郷里旅行にて決定してきた。
帰京後、その前金のすべてを我が預貯金より送金した。
実母には、その旨を電話で簡単に話したところ。
「それは、私が払おうか?」と一言電話にて言うので、「前金支払い期限が差し迫っていたから、とりあえずその前金は私が送金しておいた」と応えたきり、その後実母からの音信不通が続いている。
皆さんのお宅は如何でしょう?
年老いては親は子におんぶするのが常識なのでしょうか??
この件に関しては、もちろんのこと実母が死後に残した遺産を私も引き継ぐ故に、それで元を取れば済むことは理解できているのだが。
子心としては、親には少しでも自分の死後の子供が安泰であることを願って欲しく思ったりもする。
我が一人娘には、決して決してこのような不快な思いをさせぬように重々心がけたいと、今から肝に銘じる私だ!