(冒頭写真は、先月原左都子宛に自治体より届けられた「マイナカード交付のお知らせ」。)
これを申請したのは、10月初旬頃だっただろうか?
そして、その申請が受け付けられて当該「交付のお知らせ」が手元に届いたのが、左膝骨折入院後退院した後のことだった。
元々 政府によるこの「マイナカード」奨励行政に一切賛同していない私であり、ずっと無視を貫いてきたのだが。
既に70歳を過ぎている我が亭主が、「ゆくゆく運転免許証を返納したいので、その身分証明書の代替として『マイナカード』を作っておこうと考えている」と言い始めたのを聞いて。
そう言われてみると、この私も元々決して“車の運転”を好んでおらず、それをしなくなって既に10年以上の年月が経過している事実であることを振り返った。
私が今現在保有している「運転免許証」はちょうど70歳まで有効なのだが、それ以降は必要無し(返納)と考えている。
その代替の身分証明書として、「マイナカード」を保有しておくべきかと思わなくもない。
そんな私は10月のある日、住民登録区より届けられた「マイナカード請求用紙」に必要事項を書き込み、ちょうど自宅に保存してあった身分証明書用写真を添付して郵送にて提出しておいた。
それが受付され、届けられたのが冒頭の「マイナカード交付のお知らせ」である。
これ、どうやら12月中に交付を申請すれば 20,000ポイントが付与されるらしいのだが。
どう考えても現在の“松葉づえヨタヨタ歩行”では、12月中に区の役所へ行くのは無理だ。
いや、タクシーで行けば行けなくはないが、そこまでしてまで作成を急ぐべく“代物”か?? との思いが我が脳裏を過る。
既にその交付を済ませている亭主が曰く、「この20.000ポイントを使いこなすのが難儀だ。 まず、パソコン(の場合は)ポイントを登録するべく機材が必要でそれを購入する手間と費用が掛かる。 それをしても、自分が利用しているクレジットカードや“ペイ”とポイント利用先が連動していなければ、ポイントを利用不能。等々の難義さがある。」
その話を聞いて、私も過去に義母の「米寿の祝い」として義母の住民登録自治体より贈呈された“金券”のことを思い出した。
高齢者施設入居中の認知症義母が既にそれを使いこなせない身のため、私が代わりにそれを何らかの商品に替える作業を担当したのだが。 これが、地元商店街等々“特殊な場所”でしか利用できない究極難義な商品券だったのだ!😨 あれには参ったものだ。
「マイナポイント」20,000分に関しても、それに近いのか??? なるいかがわしさを感じつつ、結果としては骨折が一番の理由で、年内のマイナカード交付手続きは20,000ポイント共に諦めた。
ところで、この「マイナカード」普及予算として、政府は2兆円を用意している事実をご存じだろうか。
その予算の大部分を占めるのはカード取得者らに最大20,000円分のポイントを付与する「マイナポイント事業」であるらしい。
それを含むマイナポイント予算は、計2兆何千億円に上るという。
そんなマイナカードの交付率は、10月時点で未だ51%。
(以上、朝日新聞記事より引用。)
こんな巨額の国家予算を投入してまで、何故政府は国民皆に「マイナカード」普及を煽り続けるのか??
マイナンバーカードの「健康保険証」や「運転免許証」等々との近い将来における連動強制と合わせて、とんでもない話だ!!
と、心穏やかではない私である。