(冒頭写真は、先だって区役所まで出かけて作成してきた原左都子のマイナカード。 裏面を撮影しています。)
原左都子は、“マイナンバー制度”自体を決して肯定している立場ではないが。
何故、この年末に当該カードを作成しに出かけたのかと言うと。
その第一の目的は、現在我が身に抱えている膝の複雑骨折後の松葉杖による歩行訓練の一環に過ぎなかった、と言うのが本音だ。
我が家が普段利用している鉄道路線は、自宅から歩ける距離で3路線存在するが。
そのうち、区役所へは2番目に近い駅利用にて11分の徒歩で行ける距離にある。
これ、松葉杖歩行練習に最適と考えた私は、この機会に区役所へ出掛けて「マイナカード」を作成することとした。
さて、区役所へ到着すると、「マイナカード」コーナーが区民でゲロ混み状態だ! 掲示板によると「待ち時間150分」の表示だ。
そんなには待てないぞ! と多少苛つきつつ係員に問うてみると、「この待ち時間は最長の方の目安です。 本日の目的により待ち時間が異なりますが、マイナカード受け取りのみの方は短時間で済みます。」
ならばと思い椅子に座ろうとすると、狭い会場が大混雑だ。
(何でこんな狭い会場を「マイナカード」手続き会場としてるんだ?!? コロナ対策も何もあったもんじゃないなあ! まるで、マイナカードを受け取りに来た区民は“どぶ”扱いだなあ。) と怒りつつ、狭い会場を見ると、空き椅子が全く無い。
(何?? 骨折した身で長時間立って待たされるのか!?!?)
と更に怒っていると。
な、なんとご親切に、私とさほど年齢が変わらないと思しき区民女性が、我が松葉杖を見るなり、「気が付かなくてすみません。こちらにどうぞ。」と席を譲って下さろうとする。
それはとても嬉しいのだが、その女性とて高齢域のはずだ。 (それに甘えさせていただいていいのか??) と多少躊躇していると。
今度は斜め前に座っておられた同じく同年代程の女性が、「こちらの席の方が呼ばれた時に立ち易いですから、こちらにお座りください」と言いつつ、さっさと立って下さる。
重ね重ね有難く思いつつ、ご両人に丁重に御礼を申しあげて立ち易い方の席に座らせていただいた。
お蔭を持って待ち時間約20分程だったが、事なきを得て順番待ちタイムを過ごすことが叶った。
これに対して、係員(若手職員が多かったが)の対応は残念ながら行き届いていなかったと言えよう。
とにかく、こんな場で区民女性の親切に触れることが叶い、行った甲斐があったとの有難い思いで会場を後にした。
ついでに、電車内での松葉杖の身からの状況を語ると。
昼間の時間帯につき混雑が無かったのが幸いしたが。
電車の椅子に座る場合は、どうしても我が身を支えるつっかえ棒が欲しいため、ドアのすぐ隣の席に座るべきだと悟った。
それが叶わない場合は、乗車中はドア付近で立っているべきだとも悟った。
下手に中ほどの座席に座ってしまうと、立つ際につかまるものが無く、立つのに苦労するであろうと察した。
元より駅構内がバリアフリーを採用していなければ、現在の我が身体状況では電車の利用は無理とも悟った。
同じく、これがもしバスであったとしても、ノンステップバス以外は利用不可と悟った。
マイナカードに関して少し語ると。
私本人がその効用をよく理解していない立場なのだが、どうやら来年2月までに作成すると最大2万ポイントが付与されるらしい。
ただし そのポイントに関しては様々な条件があるし、簡単に手に入る代物ではないようだ。
そもそも、ポイントには何らの期待をしていない私としては。
とにかく現在不具合を抱える身にして、単身での電車利用が叶った事実が最大の収穫だったと言える。
今後も、松葉杖での電車利用を拡大したい意向だ。