原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

松葉杖で大都会の歩道を歩く厳しさ…

2022年12月15日 | 自己実現
 (冒頭写真は、私が左膝複雑骨折の手術を受けた病院から入院中よりレンタルしている松葉杖。)


 参考だが私の場合は松葉杖1本歩行が歩きやすいため、理学療法士氏と相談の上、1本のみのレンタルだ。


 左膝を複雑骨折しその膝に金属(針金)を挿入する手術を受けた後退院してから、早いもので1か月半程が経過している。

 私の場合は手術日より数えて“全治3か月”の診断を受けているため、既にその半分の月日が経過しているにもかかわらず。
 我が感覚では、“治りが悪い”印象があるのが正直なところだ。 (あくまでも、私自身が過去に経験した右手首骨折、左鎖骨骨折の予後と比較しての話だが。 その両者の場合、まさに“日にち薬”のごとく日々回復感があったものだが。)

 この感覚に関して、前回のリハビリ受診の際に理学療法士氏に確認したところ。
 どうしても膝内に金属(針金)を挿入している関係で、よほどリハビリを頑張った優等生でもない限り全治3か月後にも後遺症が残るとの話だ。
 参考だが、金属(針金)の除去手術は早い人で手術から8か月後、通常で1年後の措置となるため、要するにそれまではある程度の不具合を覚悟せねばならないとの事なのであろう。
 理学療法士氏曰く、「全治宣言後も、例えば下り階段がきついと患者さんがよくおっしゃいます。」
 いやはや、この先も厳しいなあ… 😱 

 と思いつつも、それを受け入れねばならない立場なのだろう。


 
 とにかく私が今やるべきことは、自主リハビリに限るのだが。

 手術後3週間後あたりから実施し始めたのが、屋外歩行の実地訓練だ。
  
 昨日は少し遠いところまで出かけようとして、いつものルートではない我が家から遠い路線の駅までの歩行を頑張ろうと欲した。
 このルートは、大都会と言えども交通量がさほど多くはない場所なのだが。
 困惑したことには古い道路なのか、歩道がでこぼこだ。
 松葉杖をついて初めて知ったのだが、松葉杖の先が道路のでこぼこに当たると転びそうになるのだ。 やむを得ず松葉杖を外して手に持ち、自力で歩くこととした。 こうなると松葉杖が邪魔なのだが、かと言って全ての道程を松葉杖無しで歩くのも危険だ。

 困惑しつつも一つ目の目的地(郵便局)に到着した段階で、重労働感にどっと襲われる。
 ATM操作が終ったあと、室内の椅子にて休憩させてもらい。
 最終目的地である駅まで行こうとしたが どうも体力が持ちそうもなく、近くのコンビニにて軽く買い物をした後、自宅へ帰るスケジュールとした。

 たかが1時間程度の松葉杖歩行だったが、自宅へ無事辿り着くとへとへと状態…
 どうしてこんなにも松葉杖歩行が疲れる(体力消耗する)のかは、医学関係者にしても分析不能だ。

 ただ実際問題 退院後体組成計に乗ると、体重自体が2㎏も入院前より増加しているのだが。 その増加の組成のほとんどが 「筋肉」であり、「脂肪」は大幅に減っていることに気付かされる。 
 入院中からずっと運動不足のはずなのに、これどうしたことかと考察するに。
 負傷した脚を無理やり動かす行動により、一時筋肉が発達するのだろうか???  


 そんな信憑性の無い話に糠喜びしている場合ではなく。

 私は来週自治体役所まで、マイナカードを受け取りに行かねばならない。
 その時はタクシー利用ではなく、電車にて事を済ませたく欲している。

 それが叶うか否かは、今後の更なる松葉杖歩行自主トレに委ねられる訳だが…


 全治3か月の膝の骨折を抱える身として、今後も未だ先行き不透明さに苛つかされる日々が続くのであろう…