(冒頭写真は、原左都子が郷里四国の高校・大学生時代に日々利用していた無人駅・JR鳴門線 “教会前駅” の現在の光景。)
引き続き、ネットで見つけたJR鳴門線“教会前駅”の現在の写真を以下に列挙しよう。
この教会前駅は、私が郷里に住んでいた幼き頃より存在していた記憶がある。
中学生までは、郷里の主要駅まで行く時等々にたまに利用するのみだったが。
私が進学した高校がその主要駅から徒歩圏内にあったため、3年間日々この教会前から乗り降りして通学した。
郷里の大学生になって以降も、親の都合で県内別地へ引越すまで通学の際にこの教会前駅を利用した。
いや、懐かしいなあ。 隣の駅名「たつみち」「こんぴらまえ」が昔と同一だ。
参考だが、何の教会が駅近にあるのかを説明するならば、駅の真ん前に広大な敷地の「天理教会」があった。 個人的には何らの縁も関係も無く、ただの一度も敷地内に立ち入ったことはない。
そうそう、こんな階段を上ってホームへ行った。 当時は手すりが無かった記憶がある。
へえ~~。 今ではホームには屋根と椅子もあるじゃないか! 私が利用していた頃には、そんなものは一切無かった。 ただただホームに突っ立って、汽車やジーゼルカーを待ったものだ。
駅の前には、自転車が多数置かれているが。 そう言えば我が通学当時もこれ程多くは無かったが、自転車が駐輪していたなあ。
それにしても、駅近隣の殺風景なこと!!
駅の前面が田園風景だが、これは昔と何ら変わりがない。 時代が移ろいでも、開発が進まないド田舎地域である事実を実感させられる…😨
話題を変えよう。
2023.03.27付朝日新聞夕刊によれば。
四国各地で「地域の顔」として歴史を刻んで来た木造の鉄道駅舎が次々と取り壊され、アルミ製の簡易な施設へと姿を変えているらしい。
例えば、こちらは建て替えによってアルミ製の待合室だけになった阿波中島駅。
赤字が続くJR四国がコスト削減策として進めており、既に13駅が建て替えられ、さらに61駅について自治体と協議中のようだ。
JR四国によると、駅舎の簡素化は東日本大震災などの影響で鉄道利用客が落ち込んだ2014年に始まった。 鉄道施設の耐震化も課題となる中、開業当初からほとんど改築されていない木造駅舎を「利用実態に合わせる」ことが急務になったという。
最大の狙いは固定費の削減。 JR四国工事課によると、老朽化した木造駅舎を維持した場合、多額の修繕費や定期検査費がかかる。 さらに耐震化すれば1千万円以上が必要。 簡素化により、これらのコスト削減が期待できるという。
(以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)
原左都子の感想を述べると。
この私など、昭和30年代の幼き子供の頃より近くの無人駅である“教会前駅”に慣れ切っている身にして。
別にそもそも駅舎など必要無いのでは、と自然と思えてしまうのだが…
高校・大学と数年間、何の問題も無く「教会前駅」を利用して来た経験から「アルミ製の待合室」すら不要かとも思ってしまう。 あんな窮屈な空間で人と袖すり合わせるよりも、いっそ無人駅ホームの自分の好む場所で突っ立っている方が開放感がありそうだ。
田舎者とは、そもそも1時間(あるいは2時間)に一本しか電車(汽車)が来ないことなど常識中の常識でもある。
誰しも電車到着時刻を記憶(あるいは記録)していて電車到着間際に駅を訪れるため、駅舎が無くとて屋根が無くとて不都合では無いはずだ。
そんな過去を経験している原左都子としては、JR四国のコスト削減努力をプラス評価したいものだが…
(えっ? 今となっては大都会東京に日々暮らす身にして、勝手なことを言うな!! って???)